マヴロパノスを忘れることなかれ

分析海外記事

多くのファンがアーセナルは夏にどんなCBを獲得するのかと楽しみにしているようだが、一人忘れてはいけない存在がいる。それが、コンスタンティノス・マヴロパノスだ。

もちろん、ウパメカノのような名前が飛び交う中で、ファンが守備を革命的に変えてくれるような高額選手の到着を待ち望む気持ちも理解できる。ファン・ダイクがリバプールをいかにして変えたかを見ればなおさらだ。

しかし、もしかすると、チームを強化するのにそこまで大金をかける必要はないかもしれない。今のアーセナルに揃う若手タレントを考えればなおさらだ。

そのうちの一人が、コンスタンティノス・マヴロパノスで、今季冬にニュルンベルクにレンタルされ、ドイツでセンセーショナルな活躍を見せている。

彼は即座にスタメンを奪取し、そこで守備の中心となっているのだ。

もちろん、ドイツ二部チームの中心となったところでアーセナルファンを興奮に包むには遠いだろうが、当然ながら選手は目の前に与えられた課題をこなすことしかできない。そして、マヴロパノスはドイツ二部で目の前に立ちはだかる壁を粉砕した。

怪我とそれに伴って出場機会が得られなかったこともあり、マヴロパノスアーセナルではほとんど成長する機会が得られなかった。そのおかげで、多くの人々は彼という選手が存在していることすら忘れてしまったかのようだ。

それこそが私が今この記事を書いている理由で、彼はアーセナルの守備陣の救世主となれる可能性を秘めているということを思い出してほしい。

思い出してみよう。頑固なアーセン・ベンゲル監督の考えを変えさせるというのは並大抵の選手に出来ることではない。

マヴロパノスが獲得された当時、彼はレンタルに出される予定だったが、練習での様子が素晴らしかったために監督が手元に留め、ファーストチームに帯同させることを決めたのだ。

そして、結果として彼はチェンバースと並んでファーストチームで数試合スタメンする機会があった。

マヴロパノスは現在進行形で成長中であり、来季にはエミレーツスタジアムに帰ってくる。彼を完全に構想外とするのは愚かなことだ。彼はまだ22才であり、ベンゲルが彼に与えたように、きちんとしたチャンスを与えられれば、アーセナルの先発に食い込むポテンシャルを持っている。

もちろん彼はピカピカの新品で高価な選手ではないが、彼のポテンシャルは本物であり、アーセナルはそのことを忘れずにいるべきだ。

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Posted by gern3137