【アーセナル移籍目前!?】リカルド・カラフィオーリとは?
イタリアから英国まで様々なメディアが現在アーセナルはボローニャのリカルド・カラフィオーリ獲得に動いていると報じており、まだ交渉中ではあるものの、かなり移籍が近づいてきているようです。
🚨🔴⚪️ Arsenal are pushing to get Riccardo Calafiori deal done next week as final round of talks has already been scheduled.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 7, 2024
Arsenal are confident as Calafiori wants the move, he’s keen on #AFC project and agreed on contract until June 2029 for €4m net/season.
Deal close. 🇮🇹 pic.twitter.com/Fd8zZLUZiF
今回は次世代のイタリア代表DF、カラフィオーリがどのような選手なのか紹介します。
カラフィオーリの基本プロフィール
現所属クラブ: ボローニャ
ポジション: CB・左サイドバック
年齢: 22
利き足: 左
国籍; イタリア代表
身長: 188cm
Transfermarkt算出の市場価値: 30m€
FIFA上の能力: 76(ポテンシャル85)
カラフィオーリのこれまでのキャリア
まだ今年の6月にイタリアA代表デビューを果たしたばかりながらEUROで印象的な活躍を見せたカラフィオーリですが、もともとはローマで育ち、そのままローマのユースチームに所属、プレイしていました。
そのまま18歳で2020年12月にローマのトップチームデビューを果たし、ELのヤングボーイズ戦では初ゴールも記録しました。ただ、それ以降ローマではほとんど出場機会を得られず、2021-22シーズンの冬には同じイタリア、ジェノアにローンに出ますが、そこでも3試合の出場に留まります。
ここからがイタリア代表選手の典型的なキャリアとは異なる点で、その後カラフィオーリは伊国外、スイスリーグのバーゼルに活路を見出します。
イタリア国内チームではほとんどファーストチームでの機会が得られなかったカラフィオーリですが、バーゼルでは左サイドバックとCBのレギュラーとしてリーグ戦23試合に出場、安定したパフォーマンス見せ始め、スイス移籍後わずか1年で再びイタリアへ帰還、昨夏チアゴ・モッタ率いるボローニャへと戻りました。
そして、ボローニャでも活躍を続け、セリエAで最も注目される若手DFの一人との評価を勝ち取ると、今年6月にはイタリア代表にも召集、勢いそのままにEUROでもCBのレギュラーとして3試合(決勝トーナメントは累積警告のため出場停止)に出場しました。
また、スイス時代は左サイドバックとCB両方でのプレイがありましたが、ボローニャ移籍後以降はCBでの出場がメインとなっています。
カラフィオーリのスタッツ・プレースタイル
カラフィオーリの直近1年間のスタッツを見てみると、まず目を引くのはその高いボール保持力と、パス・ドリブルによる攻撃への貢献度の高さです。
CBながら昨季はリーグ戦で2ゴール5アシストを記録しており、またボール前進系のスタッツもパス・ドリブル共に高い水準にあります。
90分当たりのシュート創出アクション数もCBとしては異例の高さ(アーセナルの選手と比較すると、ガブリエルやサリバの倍以上)を誇り、かといって守備アクション関連のスタッツが低いわけでもありません。
23-24シーズンのアーセナルが素晴らしい堅守を誇ったことを考えると、ここに更に攻撃に貢献できるような将来有望なDFを、という考えは理解できます。
また、左サイドバックとCB両方のプレイ経験があるということで、ユーティリティ性を重視するこれまでのアルテタの選手獲得方針とも合致しています。
懸念点とまとめ
現在報じられているカラフィオーリ獲得に必要とされている移籍金は50m€程度で、これはDF支払う額としては安くはないですが、プレミアリーグの水準で考えれば、獲得がギャンブルである、と感じられるほど高額ではなく、大きな問題とはならないでしょう。
10代の時に膝に大けがを負ったことがあるようなので、それと関連して、怪我やコンディション面は若干心配ではありますが、直近の数年に関してはそこまで怪我が多いわけではなく、あったとしても数試合程度の離脱~1か月以内には復帰できるようなものがほとんどとなっています。
プレミアリーグは未経験なので、特に守備面で、イングランドのスピーディでフィジカルなアタッカー相手にどれだけ対応できるかは少し不透明な部分はあり、加えてスイスで一年のプレー経験があるとはいえ、基本的にはイタリアで生まれ育った選手なので少し文化・環境的な部分での適応には不安がありますが、このあたりは先輩のジョルジーニョが在籍している分少しはスムーズでしょうか。
22歳とDFとしてはまだ非常に若いですし、プロフィールを見る限り、カラフィオーリは多少のリスクを冒してでも獲得に動くだけの価値が十分にある選手であるように思われます。
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