アーセナル2023/24シーズン中間採点 GK&DF編

選手採点

シーズン前半戦の振り返りに引き続き、アーセナルの選手たちの中間採点です。

GK

ラムズデール: 5

特にラムズデールのパフォーマンスに大きな問題があったというわけではないが、結果的には新加入のラヤに正GKの座を奪われる形となり、今季はほとんど出場機会を得られていない。

ラムズデールクラスの選手が控えにいるのは頼もしくはあるが、これが長期的に継続可能とも思えず、このままであれば放出が既定路線となってしまいそうだ。

ラヤ: 6

ラムズデールを獲得する前にもアーセナルが獲得に動いていたという報道があり、アルテタの中での評価はもともと非常に高かったのではないかと思われるが、ついに今季アーセナルに加入。すぐに正GKとして起用された。

セービングは安定しており、足元や中長距離のパスに関しては流石の精度だが、ここまでアーセナルを引っ張ってきてくれたラムズデールをベンチに置くのもやむなしか、と思わせてくれるほど圧倒的な活躍を見せられているわけではないように感じられる。後半戦に期待したい。

DF

ベン・ホワイト: 6

パーティ、ティンバー、冨安と右サイドバックを務める想定の選手たちの離脱が相次いだこともあってほぼ休みなしの連続稼働となっている。そのため軽い怪我を押しての出場などもあり、昨季と比べると圧倒的なパフォーマンスとは言えないが、それでもそこはさすがのミスター安定感、常に及第点以上のプレイは見せられている。

少しは休みも与えてあげたいところだが、ひとまず冨安がアジア杯から帰ってくるまでは非常に代えの利かない存在となるだろう。

冨安健洋: 7

アーセナル2年目の昨季は先発の座を失う時期もあり、また冨安と同じくユーティリティ性の高いティンバーがクラブにやってきたため将来すら危ぶまれたが、ふたを開けてみれば非常に高いレベルのパフォーマンスを連発し、左サイドのジンチェンコ、右サイドのホワイトそれぞれの座を脅かした。

ついにアーセナルでもCBとしてのプレイもあり、怪我による離脱がなければ最終ラインの絶対的なメンバーのとしての立場が定着していてもおかしくなかった。チーム合流後のプレイに期待したい。

サリバ: 9

アーセナルファンとしてのひいき目を抜きにしても、まだ22歳だが既にプレミアリーグ最高のCBへと成長を遂げつつある。

全てが高いレベルにあるが、特にペナルティエリア内でも冷静な判断を下しファウルにならずクリーンにボールを奪い取るスライディングタックルはもはや芸術の域だ。

ガブリエル: 8

シーズン序盤はメンバーを外れ、多くのアーセナルファンが首を傾げたが、復帰後はアルテタにメッセージを送るような力強いパフォーマンスを連発、冷静さの極みともいえるサリバと、より闘志あふれるプレイでアクティブにボール奪取を目指すガブリエル、というパートナーシップのバランスが素晴らしい。

キヴィオル: 5

散発的に得られる出場機会は本職ではない左サイドバックでのものが多く、評価が難しい。今の所特に目立った活躍は見せられていないが、ただ、あくまで控えの左CBと考えるのであれば、数少ないCBで出場した試合のパフォーマンスはそこまで悪くないように思う。

ジンチェンコ: 6

守備の堅実さが求められる試合では左サイドバックの先発を冨安に譲ることも増え、昨季ほど絶対的な先発メンバーの一員ではなくなっている。とはいえ、プレイ時の圧倒的なボール保持への貢献は健在で、対戦相手次第でジンチェンコが重要になってくる試合は後半戦も多いだろう。

現在のアーセナルの選手層的にも、当面はジンチェンコ頼みなので、守備に関しては、ボールを持った際のプレイとのトレードオフということで織り込み済みだとしても、むしろ直近の数週間でボールを持った時の軽率なミスが増えている点を改善したい。

(セドリック・ティンバーはほとんどプレイがないため採点なし)

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Posted by gern3137