大成功の兆しが見え始めているアーセナルのトロサール獲得
まだアーセナル移籍から6週間程度しか経っていないが、アーセナルのレアンドロ・トロサール獲得は素晴らしいものに思われつつある。
彼は既に1ゴール2アシストを記録しており、彼の活躍にアーセナルファンはもうすっかりムドリクのことは忘れてしまったようだ。
さらに、エンケティアに休養を与えるためにストライカーとして先発した際にも、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
トロサールのユーティリティ性とストライカー起用
彼の複雑な動きとポジショニングは相手DFを混乱させ、この起用には多くのメリットがあった。
トロサールは攻撃を繋げるのが得意で、後ろに落ちては数的有利を作り出すのに貢献していた。
彼のプレイのレパートリーのうち、特にカギとなったのはマルティネッリとのポジションチェンジで、元々サイドが主戦場であるトロサールは外で危険なプレイを生み出せるし、逆にトロサールが空けたより中央寄りのハーフスペースでマルティネッリは輝くことが出来ていた。
また、同様にトロサールはジャカやジンチェンコともうまく連携できていた
彼は前線を離れるタイミングが非常に上手く、下りてチームメイトのパスの受け手になるだけではなく、逆に一度空けたスペースに再び自分で走り込むことも出来ていた。
トロサールがもたらした攻撃のバリエーションに相手は手を焼き、エヴァートン戦では対戦相手は彼を止められるパターンを見つけ出せないでいた。
パスとドリブル突破、守備面
また、彼はボールを持った際のドリブルやパスでの貢献も大きい。
特に引いた相手に対して、トロサールは1対1でのドリブル突破も得意で、ボディバランスと素晴らしいボールコントロールを活かしてのプレス回避も上手い。
加えて、彼のクロス、スルーパス、サイドチェンジやショートパス交換もアーセナルの攻撃の重要な一部となっている。
さらに、トロサールは迅速なプレスを含めた守備面での貢献も良く、早速新クラブのサポーターの心を掴んでいる。
まだまだサンプル数は少ないものの、直近の5試合の数字をエンケティアと比較してみると、xG以外のチャンス創出やボール前進系、守備系のスタッツのほぼ全てでトロサールに軍配が上がっている。
まとめ
もちろんまだ彼のアーセナルでのキャリアは始まったばかりであり、結論を出すに早いが、プレイの引き出しが非常に多彩なトロサールはエミレーツスタジアムで成功を収めるだろうという兆しが見え始めている。
冬の移籍市場で彼のような経験豊富で戦術眼を備え、いきなりプレミアリーグで活躍できるような選手を獲得するというスマートな動きを見せたガナーズは賞賛されるべきだろう。
これにより、アーセナルは今季前半の勢いを後半へと持ち越すことが出来た。トロサールが約20年ぶりのアーセナルのタイトル獲得に向けて大きな補強となっているのは間違いない。
source(当該サイトの許可を得て翻訳しています):
ディスカッション
コメント一覧
フラム戦でも補強の正しさを証明してますが
これがムドリクならどうだったか……
伸び代は物凄くあるがプレミア初挑戦で100億円を超える選手なら使わないといけないという外からの圧力やSNSで炎上騒動を起こしてチームに余計なストレスを作ってたかもしれません。
また、ポジションと年齢が近いネルソンが「俺は要らないのか?」と
不貞腐れれば、あのボーンマス戦のゴールはうまれたか?
本当に来てくれてありがとう、トロサール
大活躍の直前の記事でタイミングが絶妙にズレてしまいましたが、
本当にトロサールは大成功でしたね。