サカとマルティネッリ、サリバの契約延長に関して
Athleticがブカヨ・サカ、ウィリアム・サリバ、そしてガブリエル・マルティネッリとの契約延長交渉の状況の詳細について報じた。
サカとサリバの契約に関しては2024年まで(サリバは2023年まで+1年の延長オプション)となっており、マルティネッリの契約に関しては2026年までアーセナル側が延長できるオプションのあるものとなっているようだ。
ということは、現実的に考えれば、来年、2023年の夏というのがアーセナルにとっては非常に重要となる。
もし来年夏までにアーセナルが彼らとの契約延長に合意できなければ、誰もが望まない売却という選択肢も視野に入れざるを得なくなる。
個人的な体感としては、サカは契約延長の可能性は非常に高いだろう。彼が前回契約延長を行った2020年と今の彼とのチームへの貢献度は大きく異なり、今の給与がサカのチームへの重要度を反映しているとは全く言えない。彼は大幅な昇給を手に入れて当然だろう。
ただし、少しだけ気になるのはサカの代理人がエディー・エンケティアやフロー・バログンと同じであるという点だ。エンケティアは契約切れ間近となったギリギリの状態で非常に好条件の契約延長を勝ち取ったし、バログンも契約延長に合意したのは残り契約が6か月を切ってからだった。
契約切れギリギリまで契約更新の合意を引っ張るのは、彼らの代理人の常套手段だ。
とはいえ、サカとエンケティア・バログンの2人とはクラブ側の状況も違う。エンケティアは出場機会の補償を求めていたし、バログンはまだファーストチームで機会を得られるかわからない若手だった。一方サカはチームの中心的存在で、彼の契約延長はアーセナルにとって最優先事項だ。
サカは最近の活躍をもとに好条件を勝ち取るのは比較的容易なはずだが、最近のアーセナルは好調でもあり、彼との契約延長はそこまで複雑なものではないだろう。
そして、このように、クラブが前に進んでいるという感覚はサリバとの契約延長交渉においても重要となるに違いない。
サリバとアーセナルの関係性は、ここ数年でこじれかけたこともあったが、ここ数か月で彼はアーセナルの絶対的なスタメンとなり、フランス代表としてのW杯出場も見えてきており、アーセナルファンからの人気も高い。サリバはアーセナルとの契約延長交渉に際して非常に有利な立場にあると言えるだろう。
我々としては、彼が今季ファンとの絆を結び、エキサイティングなチームでプレイしていることで、彼が契約延長に気持ちが傾いてくれるだろうと願うしかない。
サリバがこのまま活躍を続け、そしてチャンスさえあれば、彼の獲得には多くのクラブが興味を示すに違いない。
そして、サカと同じように、今のサリバの給与はアーセナルの不動の先発メンバーの一員というステータスを反映したものではないだろう。
とはいえ彼はまだ21歳であり、今後のキャリアや成長の事を考えれば、もう数シーズンプレミアリーグで過ごすのは良い選択肢のはずだ。ただ、先ほど述べた通り、サリバが非常に有利な立場にあるのには変わりなく、アーセナルはそれを受け入れなければならないだろう。
サカと同じようにパーセンテージで表すとすれば、サリバの契約延長の可能性は60%といったところだろうか。
マルティネッリの契約延長に関しては、今のアーセナルに多くのブラジル人選手が揃っていることがポジティブに働くに違いない。何人ものガブリエルが居るし、エドゥの行きつけのシュラスコ屋も近くにあることだろう。
コメントなども見ていても、マルティネッリは本当にアーセナル残留を望んでいるように感じられる。
(訳注: 冒頭のAthleticの記事ではマルティネッリはクラブ側が2026年まで契約延長できる権利を有しているが、最近のマルティネッリに見合った給与とするために延長交渉を行っていると報じられていました)
W杯出場のためにクラブから離れる選手もいるが、クラブはこの中断期間中に契約延長に関して、より落ち着いて考えることができるかもしれない。
ディスカッション
コメント一覧
マルテネッリの成長に、ガブリエウの影響があると言いました。
そのガブリエウ。レノの影響が大きかった。俺のミスかという問い。判らないと答え、その後もその意志を貫くプレイを続けた。タバレスに伝わったかは解らない。が、チームには残った。
契約は今の処、楽観しています。