名誉挽回のエドゥ
アーセナルは昨夏の移籍市場に引き続き、今年の夏も順調にビジネスを進めているように見えるが、そろそろエドゥの話をしようではないか。
彼はアーセナルの極悪ディレクターによって連れてこられた人材であり、サンジェイがトップを務めた期間中のいくつかの後ろ暗い取引との関連も指摘されていた。
サンジェイはクラブを追放されたが、エドゥはアーセナルに残ることとなった。ディレクター二人を解雇するのは体制を乱しすぎると判断したのだろうか?それともエドゥは単に、サンジェイの指示に従っていただけで、責任はないと判断されたのだろうか?
詳しい事情は分からないが、サンジェイが去って以降のエドゥには明らかな変化が見られた。
Arsenal 🤝 Young players
— Arsenal (@Arsenal) June 21, 2022
💬 "We want to see a club like Arsenal with a young squad, an exciting squad, with a big big future." pic.twitter.com/KgiQVQMd0K
非常に明確にクラブの戦略を語り、常にポジティブな雰囲気を発散している。彼には人を信頼させる風格のようなものが感じられる。
確かに、キア・ジューラブシャンの関係性や、それに伴うウィリアン、セドリックの超高額給与での獲得は彼に疑念の眼差しを投げかけもしたが、人は過ちから学ぶことを許されるべきだろう。
それ以降は多くのポジティブな取引を彼はまとめ上げてきた。
エドゥの素晴らしい点は、彼にかかれば、手段は問わずどのような取引も成立させられるということだろう。以下がサンジェイがクラブを去って以降の彼の実績だ。
・18人のファーストチームの選手の放出
・15人の獲得
・クラブに留めたい選手のうちで、フリーで失った選手はゼロ
・選手の給与は190m£→90m£へと半額以下に
・交渉において、愚かな立ち回りを見せることがなくなり、確実に取引を実現させることができる
・プレミアリーグ1若いスカッドを実現
現在アーセナルはガブリエル・ジェズスとハフィーニャの獲得を目指して交渉しているようだが、彼らと話を行うのはエドゥだ。パリッとした白いシャツに身を包み、皿の上にはバーベキューを乗せ、ノートパソコンでお洒落なプレゼンテーションを見せてプロジェクトを語る。
もちろん、売却に関してはエドゥはまだ改善の余地はある。だが、今の所アーセナルにはリッチなオーナーのバックアップがあり、そこまで資金難にはなっていない。
アーセナルがCL出場権を得られなかったことで、移籍市場の選手獲得は難しくなるのではないか、という話もあったが、今の所その様子は見られない。そして、それにエドゥが一役買っているのは間違いない。
最近のニューバージョンのエドゥは素晴らしい仕事をしていると言わざるを得ない。彼に関する疑念は晴れつつある。
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ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しみにしてます!けれども自分のペースで無理せず更新してください!
選手一人一人を人間として見、キャリアに応じて対応する。当たり前の事。エドゥはサリバの問題にしても、懸命に対応している。アルテタの心無い発言で、振出しに戻ったが。
どこの誰であれ人間として扱うチームで仕事したい筈。金と引き換えにうつ病になりたいサッカー選手はいない。フロントだけでなくサポーター、OBも重要と分る。
ベンゲル以後、アーセナルの良心はエドゥが担っている。