選手採点 アーセナル vs エヴァートン(H) プレミアリーグ 2021/2022 第38節

選手採点

5位フィニッシュも初夏の日差しを浴びての快勝!

GK

ラムズデール: 6

エヴァートンの枠内シュートが2本に留まったこともあり、あまり仕事は多くなかった。失点場面に関しては止めるのは難しかっただろう。

DF

セドリック: 8

大差での快勝、シーズン最終節、はれたホーム戦、裏のトッテナムはノリッジ相手に大量リード、エヴァートンファンも裏でリバプールの優勝が遠ざかりご機嫌に踊りだす、ということで試合後半は少しフェスティブな空気が漂ったこの一戦だったが、祭りの主役の一人がこのセドリックだった。

全体的にはそこまで安定したとは言えないが、コーナーからのサインプレーで素晴らしいシュートを決め、同じくコーナーこぼれからガブリエルへのアシストを記録。

ホールディング: 6

全体的には悪くなかったが、失点場面はホールディングの所でカットできそうではあった。

ガブリエル: 7

点が取れるCBの本領発揮。今季プレミアリーグ5得点はCBとしてはリーグトップ、チーム内での得点王ランキングでもラカゼットを上回り、今日点を決めたエディーと並んだ。

ホワイト、ラムズデール、冨安ら新加入選手の貢献に少し隠れがちではあるが、今季ガブリエルもまた、大きなステップアップを果たし、押しも押されぬアーセナル守備陣の中心に躍り出たシーズンだったと言えるだろう。

タヴァレス: 5

タヴァレスは最終節もタヴァレスだった。

パスミスが目立ち、良いドリブル突破もあったかと思えば、ファイナルボールは残念、という場面が何度か見られ、『ドリブル突破したんだからもうシュート打つしかないっしょ!!』といった感じでかっ飛ばしていたのは笑ってしまった。

アーセナルファンからするとタヴァレスのシュートはそこまで期待感はないが、対戦相手からすると、『やたらカットインして逆足でもシュートを打ってくるサイドバック』というのはそれはそれでいやそうではある。

MF

ジャカ: 6

派手さはなかったが、堅実なプレイでチームへの重要性を示して見せた。珍しく早めにピッチを去ったが、ファンからスタンディングオベーションが贈られた。

エルネニー: 6

ミスター安定感はシーズン最終節もいつも通りのプレイを披露。このようにアーセナルが圧倒する展開だとやはり良さが活きるように感じられる。

ウーデゴール: 8

試合を通じその素晴らしいボールコントロールを披露。華麗なボールタッチと足さばきはエヴァートンの選手たちを寄せ付けなかった。素晴らしいお洒落ゴールも記録。

レアルでの流浪生活、アーセナルでのローンでの活躍を経て今季ついに安住の地と言えるアーセナルに完全移籍、1年目で中盤の中心と言える立場を確立できたのはウーデゴール自身のキャリアにとっても非常に大きなシーズンとなったのではないだろうか。

余談だが、襟付きの新ユニフォームがとんでもなく似合っていた。

FW

サカ: 7

セドリックへのアシストを記録、今季スーパースターへの階段を一歩昇ったアーセナルユース育ちの右ウイングは、最終的にプレミアリーグ11ゴール7アシストという結果でシーズンを終えた。

投票によるプレミアリーグ最優秀若手選手賞こそ逃したものの、既にプレミアリーグ屈指のアタッカーであることは間違いない。小さな怪我を抱えながらも38試合全試合に出場を果たしてくれたのもアーセナルにとっても非常にありがたかった。

ヘイルエンドで生まれ育った選手だけに、そこまで簡単にステップアップ移籍!とはならないとは思うが、やはりアーセナルは早急にCL出場権を獲得しないと、サカレベルの選手をいつまでもクラブに留めておくのは難しいだろう。

エンケティア: 8

地面に叩きつけるような泥臭い形でチームの2点目を記録。これで今季プレミアリーグで5得点、オーバメヤンとラカゼットの数字は上回り、ストライカーとしてはチームトップに立った。

彼もまた移籍がささやかれる選手だが、もう少し早くエンケティアにチャンスを与えられていれば、チームの成績に加えてエンケティアとの契約延長交渉もまた違った結果になっていたかもしれない、というのは少し惜しい所だろうか。

マルティネッリ: 8

ウーデゴールと同じく新ユニフォームが物凄く似合っていた。いつも通りのエネルギッシュな動きでエヴァートンをかき乱しつつも、タヴァレスに必要以上に守備の負担はかけていなかった。

ごちゃごちゃっとした空中戦だったが、エンケティアのゴールへのアシストを記録。最近はラカゼット不在時はサカが蹴っていたPKだが、今日はキッカーとして冷静に沈めて見せた。

マルティネッリは技術的にもメンタル的にもPKキッカー向きだと思うので、夏の新加入選手次第かもしれないが、もしかすると来季はマルティネッリがファーストチョイスのキッカーになる可能性もあるのかもしれない。

交代選手

ロコンガ: 6

来季以降も見据えてということだと思うが、ジャカに代わって登場、隣にエルネニーが居たこともあって、快適層にプレイできていた。やはりアンカーよりも、隣にもう少し安定感のある選手を置いた形での起用が現時点では良さそうだが、来季はどうなるだろうか。

ラカゼット: 6

夏での退団が濃厚となっている中で登場。得点で有終の美を飾ることは出来なかったが、惜しい場面は何度かあった。

ペペ: 7

ウーデゴールのスーパーゴールの場面では、そこまで大きな仕事ではなかったとはいえアシストを記録。

ペペがどうこう、というわけではないのだが、ペペが登場した時点で他会場含めた試合結果はもうほぼ確定的だったので、若手が登場しなかったのは少し意外だった。


試合の振り返りはこちら!

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Posted by gern3137