選手採点 アーセナル vs トッテナム(A) プレミアリーグ 2021/2022 第36節
選手採点
GK
ラムズデール: 5
3失点は喫したものの、失点シーンでラムズデールが何かできたとは思えない。良いセーブでスコアがさらに悪化するのを防ぐ場面もあった。
DF
セドリック: 4
全体的にバタついていたアーセナルの最終ラインだったが、それにセドリックのプレイが一役買ってしまっていたのは否めない。PKの場面は少々厳しい判定ではあったかもしれないが、かといってVARがひっくり返してくれるのを期待できるほど明確な誤審というわけでもなかった。
ホールディングと並んで、守備陣の中でもより経験豊富な側の選手がベテランらしさを見せられなかったのは少々切ない。
ホールディング: 3
チーム全体の戦術として、ソンフンミンにマンマーク気味に近い距離でついていくことを強いられたので、ある程度は致し方なかったとはいえ、舞台の大きさに飲まれたのか、冷静さを欠き前半のうちに2枚のイエローカードをもらい退場となってしまった。
1枚目はともかく、2枚目は不用意だった。
ガブリエル: 4
ホールディングと同じくメンタル面の影響もあってか安定感を欠いた。3失点目にも絡み、しかも最終的に怪我で交代となった。もちろんは怪我は責められるものではないが、これによりアーセナルはCBのメンバー選考に頭を悩ますことになりそうだ。
冨安: 6
左サイドバックとして継続して先発したが、ホールディングの退場とガブリエルの怪我による交代を受けて、左右両サイド、CBやサイドバックとポジションを一試合で変えながらもどの位置でもそつなくプレイして見せた。
ホワイトも怪我明けで、離脱者が相次ぎCBの選手層が非常に薄くなっている中、ユーティリティ性の高い冨安が安定感のあるパフォーマンスを見せているのは唯一の救いといえるだろうか。スーパーブロックも一本披露。
MF
ジャカ: 5
存在感を見せられたわけではないが、そこまで悪いパフォーマンスではなかった。緊急的にCBとしてもプレイした。
エルネニー: 5
ジャカと同じく、チームを引っ張ったわけではないが、かといって穴になったというわけでもなかった。
ウーデゴール: 6
多くの時間を数的不利で戦うことを強いられたこともあり、多くのチャンスは作れなかったが、それでもプレッシャーに飲まれず、普段通りのプレイを見せられていた数少ないアーセナルの選手の一人だった。
ここまでのパフォーマンスを見るに、このまま来季もウーデゴールが正キャプテンとなるのではないだろうか。
FW
サカ: 5
そこまで多くの見せ場は作れなかったが、一本惜しいシュートを放った。試合序盤はデイビスを苦戦させる場面もあり、もしアーセナルが11対11で90分を通して戦えていたら、違った結果になっていたかもしれない。
マルティネッリ: 5
結果にはつながらなかったが、ウーデゴールと同じく何とかして苦しい中でも脅威を作り出そうという気迫は伝わってきた。
エンケティア: 4
いくら好調のエンケティアといえども、ほぼ単独でスパーズの守備陣全体を相手にすることを強いられてはなすすべがなかった。早めの交代は次の試合を見据えてのものだっただろうか。
交代選手
ラカゼット、スミスロウ、タヴァレスが登場した時点で実質的に試合は決まってしまっており、採点するのは難しい。特にインパクトは残せなかったが、このような試合展開でインパクトを残せる選手は欧州でも限られているに違いない。
冨安の復帰に伴って今季タヴァレスの出番はもう訪れないかと思われたが、CBに相次ぐ離脱、セドリックの不調が重なって、まだ出場機会はありそうだ。時折ウイングのようにプレイしたのは彼のスタイルに合っているように見えた。
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Posted by gern3137
ディスカッション
コメント一覧
やはり辛口評価になりますね。
選手がそれぞれ対面の相手にフィジカルで負けてましたし、数的不利も作られてました。
そうでなくてもロブホはスピードで負けるのを恐れ過ぎていたし右のDFは脆弱でした。
空中戦も厳しいしファウルをしてしまうのも無理ないですね。チーム作りに差があります。
むかしエブエコロセンデロスフラミニのフェイマス4でcl決勝いきましてね、、
アルテタは就任してからノースロンドンダービーでリアクションだったことはありません
当時の面子でさえもです
これは考え方捉え方そのものです
相手も決して保守的なアプローチではなかった
そういう意味ではエメリンやモウリーニョとは違う
お互いリスクを背負って組み合った、それもシーズンの雌雄を決してしまうようなゲームで
早々に挽回不能にしてしまうのではなくて
ジャッジの基準も通常のテンションよりも多少は幅をもたせて
ゲームの波長に合わせてくれてもいい、ただの感情ですが
セドリックは競り合わずに跳んだ相手にカラダ合わせにいくのが常態化してますが
これはずっとファールです、前節もあったがとられなかった
おそらく検証されてマークされてたはずで
こういうものは最悪のタイミングで取られてしまう
ジャッジの基準はその判断に合わせてそれ以降厳しくとる傾向になる
感情的に整合性をとろうとするからです
そういう意味でロブは流れに沿ったカタチになってしまった
あげくロブを中央に据えてたセットプレーから決してしまった
フットボールは流れのスポーツだし生き物
こうなったらおそらく最後の最後までもつれる
長いシーズンの残り1分まで何が起こるかわからない
セドリックとホールディングは、なぜ控えの選手だったか?
悲しい答えを突き付けられた試合でしたね。分かってはいましたが・・・
しかし、アルテタは無駄にホワイトを起用しなかった。唯一の救いだと思います。
最終戦だけでもいいから、万全のコンディションで出場して欲しい。
そのためにも、ニューカッスル戦は命懸けでお願いします!