アーセナルのユーリ・ティーレマンス獲得が理にかなっている理由
デイビッド・オーンスティンをはじめとするジャーナリストが報じた所によると、アーセナルはこの夏の中盤の補強の最優先ターゲットとしてレスター・シティのスターMF、ユーリ・ティーレマンスを考えているようだ。
移籍金は40m£前後となるのではないかとも報じられている。
ベルギーサッカーの情報を発信するメディアVoetbalkrantによると、アーセナルのティーレマンス獲得交渉は順調に進んでおり、アーセナルがCL出場権さえ獲得できれば、実現は時間の問題だろう、とのこと。 https://t.co/qRkVd1VV8Y
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) May 10, 2022
ティーレマンスは過去にレスターからの契約延長オファーを断っており、この夏にCL出場権を持つクラブへの移籍希望を明確にしている。
もしアーセナルがトップ4入りを果たせなかった場合にはレアル・マドリードも獲得に動くのではないかという噂もあるが、各メディアによると、アーセナル、ティーレマンス双方がこの移籍は実現できるのではないかと考えているそうだ。
レスター・シティも翌年にティーレマンスをフリーで失うことは避けたいはずで、この夏売却の用意があるようだ。
アーセナルが興味を示していると報じられたMFには他にもウルブズのルーベン・ネヴェスがいるが、ウルブズは彼の移籍金を70m£に設定しているようで、獲得を目指すクラブは二の足を踏んでいる。
もし実際にティーレマンスのアーセナル加入が実現したとしたら、彼はどのようにアーセナルにフィットし、どのようなインパクトを残してくれるだろうか?
ティーレマンスがアーセナルにとって素晴らしい獲得になることは間違いなく、それにはいくつかの理由がある。
まずその一つ目はプレミアリーグでの経験だ。彼は既にプレミアリーグのテンポとフィジカルさを良く知っており、来季いきなり先発してペースをつかむことも出来るはずだ。もちろんその点ではネヴェスも同様だが、彼にティーレマンスの倍近くの移籍金を支払うほどのクオリティの差があるとは思えない。
また、ティーレマンスがまだ25歳であることも最近のクラブの獲得方針と一致している。これからピークを迎える年齢だが、若手というほどではなく、アーセナルの今のスカッドとの年齢のバランスが良い。
彼の技術の高さとパス能力はアーセナルにとって非常に有用なはずで、トーマス・パーティの相方として重要な役割を果たしてくれるだろう。
加えて、彼は素晴らしい得点力を備えている。中盤の得点力は今のアーセナルが欠いているものだ。ティーレマンスは昨年のFA杯のチェルシー戦でのゴールのように、ボックス外からの得点を決めることも出来る。
Youri Tielemans – Leicester City 2021-2022 Attacking 8 Midfield Ranking pic.twitter.com/KJmIDlh3zN
— Scott Willis (@oh_that_crab) May 9, 2022
もしアーセナル移籍が実現すれば、ティーレマンスは即座にインパクトを残せることだろう。上述の通り、既にプレミアリーグでの経験が豊富であることが非常に大きい。例えば、サンビ・ロコンガのように他国のリーグからプレミアリーグへとやってくる選手は、どれだけポテンシャルがあっても、ある程度本領発揮までに時間が必要だ。
サンビも今後少しずつ改善していくだろうが、インテンシティと新しい環境への適応に少し時間がかかっている。その点では、ティーレマンスのような選手獲得の方がよりスムーズだ。
どうやら、アーセナルは冬の時点からずっとティーレマンスの動向を注視しており、長くにわたって獲得を目指していたターゲットの様だ。もしCL出場権さえ獲得することが出来れば、ティーレマンスのアーセナル移籍は大いに実現可能性がある。
もしもアーセナルが今季5位に終わってしまえば、アーセナル以外のクラブが、素晴らしい選手を獲得するチャンスを得てしまうこととなるだろう。
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ディスカッション
コメント一覧
いい選手だとは思いますが40mではコスパが悪いと思ってしまいます。
今いる(パーティーと)ジャカとエルネニーを差し置いてスタメンとして使うレベルかというと微妙ですよね。
試合が週2であれば当然その力が必要になりますが、ジャカやエルネニーより現時点で明らかに優位に立っている選手かというとそれは来季の時点では不明という。
1年以上先となれば上回る可能性が高いと思いますが、今夏の予算を割くべきタレントなのかどうかは微妙と思います。もし取ればロコンガの成長は遅れることにもなりますが、既に半分見切られてる可能性も…。その意味で買うのであれば分かりますが30m程度が限界では…。
ウーデゴーは必要不可欠なのでその後ろにティーレマンスではトータルで低く弱い中盤になってしまいます。
カンテレベルというわけでもないですし