ガブリエル・ジェズスはアーセナルの攻撃を一段上のレベルへと引き上げてくれる可能性がある
アーセナルにアタッカーのオプションが不足していることは疑いの余地はない。ピエール=エメリク・オーバメヤンは冬にバルセロナへと去り、ガナーズのストライカーはラカゼットとエンケティアの二人になってしまった。
彼ら二人ともが夏の退団が濃厚で、アーセナルは夏に2人のストライカー獲得が必要となるだろう。
アーセナルのターゲットの一人とされているのが、現在マンチェスター・シティでプレイしている25歳のブラジル代表FWのガブリエル・ジェズスだ。
オーンスティン氏によると、アーセナルはシティのガブリエル・ジェズス獲得の可能性を模索しているそうです。ジェズス本人も移籍に前向きであり、アーセナルが今の所最優先移籍候補となっているとのこと。ジェズスは来季で契約満了となります。 https://t.co/r2ytg1ZVSP
— Takuma Yamanaka(山中拓磨) (@gern3137) April 23, 2022
ジェズスはマンチェスター・シティで絶対的なスタメンというわけではなく、アーセナル以外にも欧州の複数クラブが狙っているようだ。アーセナルは他クラブとの競争を強いられることになるかもしれない。
彼は今季序盤の時点ではシティで多くの試合に先発していた。右ウイングとしてプレイすることもあれば、中央で前線を率いることもあった。
Embed from Getty Imagesジェズスは今季プレミアリーグ24試合で7ゴールを挙げているが、それよりも多い8アシストを挙げており、これは彼の秀でた点の一つだ(訳注: これは現時点でハリー・ケインらと並んでプレミアリーグ6位タイ。アーセナルのチーム内アシスト王であるラカゼットの7アシストを1上回っている)。
上の図は今季のジェズスのパス方向や時間帯ごとのT創出の傾向とパスの開始地点(右下)を示したものだ。彼がピッチ上の満遍ない位置からパスを出していることがわかるが、一番チャンスに繋がっているのは相手ペナルティエリアの右の深いエリアだ。
また、時間帯ごとに見ると、彼は試合開始から10分の間に相手にとって危険な存在となることが多い選手だということもわかる。
彼は今季34本のクロスと13本のスルーパス、そしてボックス内でのタッチ数97を記録している。
ジェズスは今季一気に4得点を一試合(ワトフォード戦)で挙げており、これを除けばそこまで得点が多いとは言えない。
ワトフォード前の時点でのシュート本数は今季41本、このうち枠内シュートは15本で、ボックス外からのシュートは7本だった。ゴールエリア内からのシュートは一本のみだ。
ただし、そこまで得点は多くないとはいえジェズスはグアルディオラのもと大きく成長を遂げているし、まだ25歳と若く、現在のサッカー界でも有数の前線のタレントの一人という評価を受けている。
マンチェスター・シティでは毎試合先発というわけにはいっていないが、まだまだポテンシャルも秘めている。既に約5年のプレミアリーグでの経験があるのも魅力で、今の若いアーセナルにとって素晴らしい獲得なってくれるはずだ。
アーセナルが全力で夏の獲得に動くことは間違いないだろう。
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ディスカッション
コメント一覧
まだ若いんですね。
ジェズズが伸び盛りなのは分かりますが
ちょっとゴールが足りませんよね。
レアル戦のゴールも素晴らしかったですが、
もしかしたらエンケティアと大差ない可能性もあります。
もし契約延長できたらいらないと思います。
上に書いたのはダルウィン・ヌニェスがベストかなと思っていたからですが、取る気があるのかどうかすら分かりませんからなかなか難しいところです。
取りに行っても相当厳しいだろうとも思いますし、やはりジェズズが現実的でかつ即戦力として間違いないというのは事実ですね。