選手採点 アーセナル vs チェルシー(A) プレミアリーグ 2021/2022 第32節

選手採点

トップ4争いにギリギリのところで踏みとどまるアーセナル、強敵相手に貴重な一勝!

GK

ラムズデール: 6

2失点目に関してはどうしようもなかったと思うが、一失点目に関してはディフレクションがあったとはいえ、もう少し素早い反応の余地はあったかもしれない。それ以外は特に問題はなかった。

アーセナルファンにとっては嬉しい久々の彼の全力のセレブレーションも見られた。

DF

ホワイト: 6

右サイドバックでの先発出場となった。多少クリアが乱れた場面もあったが、アーセナルがリードを守り切るのに貢献した。

ホールディング: 7

右サイドバックにシフトしたホワイトに代わる形でCBとして出場。プレイ機会が限られていることもあってか特に前半は若干苦戦気味で、かつパスやボール保持時のプレイではホワイトと同じように、とまではいかなかったが、今の非常に若いアーセナルの中ではベテラン勢の一人として、ソリッドな守備を支えた。

ガブリエル: 8

6度のクリアを記録するなど、大きな存在感を見せ、チェルシーの攻撃陣を跳ね返し続けた。

タヴァレス: 7

ブライトン戦でスタメンを外れた際にはチェルシー戦での先発どころかアーセナルでの将来すら危ぶまれたタヴァレスだったが、そこから見事に立て直し、アルテタの信頼にも応えて見せた。

自陣では若干危なっかしい場面もあったもののやはり高い位置での勢いは健在で、相手選手のタッチを経由しているため直接のアシストはつかなかったが、エンケティアの2得点を演出した。シュートも2本放つなど、以前の自信を取り戻しつつあるように見える。

MF

ジャカ: 8

主役の座こそ若手選手たちに譲ったものの、今季ベストなパフォーマンスの一つだったと言っていいだろう。リーダーらしい落ち着いたプレイで堅実にチームを勝利へと導いた。

2点目のシーンはあわや大ピンチという場面だったが、arseblogさんの言葉を借りるなら『突如としてサンティ・カソルラに変貌した』ジャカが華麗なプレス回避を見せ、得点の起点となった。

エルネニー: 8

今年に入ってプレミアリーグで一度も先発していない選手とは思えない圧巻のパフォーマンス。元から安定感は抜群の選手ではあるが、久々の先発いきなり今季のアーセナルの命運を左右すると言っても過言ではないアウェイのチェルシー戦、という非常に難しい舞台でいつも通りのプレイを見せたのは脱帽というしかない。

試合の終盤は第3/第4のCBとして危険なスペースを埋め、一度全世界のアーセナルファンがパニックに陥りかけた場面でとんでもない落ち着きを見せ冷静にバックパスを選択した場面は震えた。

チーム最多タイのインターセプト4を記録。

ウーデゴール: 8

パーティが怪我で離脱して以降、かつてほどの活躍を見せられていなかったウーデゴールだが、復活の兆しが見えた。3本のキーパスに加え、スミスロウへの素晴らしいアシストを記録。守備面ではいつも通りのハードワークも見せた。

また、今日はホールディングもメンバーに居たが、ラカゼットとティアニーの不在に伴って継続してキャプテンを務めた。

FW

サカ: 8

これぞ我らがアーセナルのゴールデンボーイ、特に前半前を向いてスペースを与えられれば非常に危険な存在となれることを示し、試合終盤にPKから得点、今季10得点の大台に乗せた。

今季開幕直前にユーロの決勝、イングランド代表での試合でPKを失敗していたこともあり、この得点には1点以上の重みがあるに違いない。ラカゼットがピッチに居なかったため、PKキッカーは誰になるのだろうかと思ったが、ボールをもって全く譲る様子がなく、自分が引っ張るのだというチーム主力としての気持ちが見えたのも非常に頼もしい。

スミスロウ: 8

最近は今季スミスロウが見せていた圧倒的な決定力も比較的落ち着いてきたかと思われたが、ここぞという場面でチームを勝利に近づける得点を沈めて見せた。ゴールに流し込むパスのような美しいシュートだった。

他にも細かいタッチから惜しい場面もあった。サカと競い合うように同じ試合でリーグ10得点目を記録。マルティネッリにスタメンを譲ることも多かったことを考えると素晴らしい得点力だと言える。タヴァレスとの相性もよさそうだ。

エンケティア: 9 マンオブザマッチ

チーム全員の選手が素晴らしいパフォーマンスを見せた今日の試合だが、それでも主演はエンケティアだろう。もともと決定力を備えた選手であるということは証明済みだったが、連続して出場機会を得るとリズムを掴んだのか、ついにトップレベルの舞台でそれを示して見せた。

どちらも綺麗な形でつながったわけではなく、相手のミスも手伝ってエンケティアの所にボールが転がってきた隙を逃さずゴールに叩き込むというまさに天性のストライカーらしい、エディーらしさが凝縮された2ゴールだった。

また、得点だけではなくボールをかなり収めることが出来ていたのも好印象だった。

交代選手

マルティネッリ: 6

先発こそスミスロウに譲ったものの、後半の比較的早い時間帯にエンケティアに代わって登場、何度か危険な場面を作った。セドリックのクロスがタヴァレスにわたったシーンはマルティネッリに届いていれば得点の大チャンスだったかもしれない。

セドリック: 6

試合終盤で守り切りたいタイミングで中にあまり人が居ない所にクロスを入れたシーンは少し突っ込みたくもなったが、結果的にこれがPKに繋がった。上述のセドリックが右の深い位置でボールを持った場面、かなり良いチャンスだったが、最終的にボールを受けたタヴァレスが勢いよくゴール左にシュートを外したシーンは少しコミカルで笑ってしまった。

(ラカゼットは出場時間が短いため採点なし。エンケティアのゴールを全力でセレブレーションしていた場面あは印象的だった。)


試合の振り返りはこちら!

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Posted by gern3137