今季後半戦に臨むアーセナルの各ポジションごとの評定
カウントダウンを始めよう。
ついにウルブズ戦が明日に迫り、アーセナルの帰還が近づいてきている。
最近のアーセナルファンの会話は冬の移籍市場がメイントピックだったが、既に市場も閉まっており、現スカッド、そしてチームのこれからに集中すべき時が来た。
GK: 8点
今季後半のアーセナルのGKのオプションは満足がいくものだ。ラムズデールはもちろんパーフェクトではないが、今季最高のパフォーマンスを見せているし、性格も良く、ロングパスは素晴らしい。
そして、控えGKにレノほどのクオリティの選手を抱えているクラブはプレミアリーグでも多くはない。恐らく彼は夏に退団となるだろうが、それまではもし必要があれば、トップレベルで十分なパフォーマンスを見せてくれるだろうし、彼が練習でラムズデールにプレッシャーをかけるようなプレイを見せてくれることを願おう。
右サイドバック: (冨安がいるのであれば)8/(冨安不在時は)5
既に先週も書いたが、私は冨安が好きだ。彼は非常に素早く私のお気に入りの選手になった。
そして同時に、彼は現状チームにとって最も重要な選手でもある。右サイドバックに彼がいるかいないかでチームの安定感は大きく変わってくるし、彼とセドリックのスタイル面での差は大きく、もし冨安が不在となれば逆にチームにとっては大きな懸念事項となる。
彼が怪我を乗り越えて復帰してくれ、そして残りの17試合のほとんどで冨安がプレイすることを見られるのを願っている。
CB: 7.5
ホワイトとガブリエウは良いコンビだ。クラブはこの2人の獲得に80m£を費やしており、そして彼らはまだ24歳と、CBとしてはかなり若い。アーセナルのこの二人を守備陣の核としつつ、彼らにも成長を遂げて欲しいという意図が透けて見える。
CBの組み合わせというのは時々『おっと、これは歯を磨いた直後にオレンジジュースを飲んでいるみたいだな』と思わされるものがあるが、この二人は相性が良さそうだ。彼らはお互いの長所でお互いの弱みをカバーしあうことが出来る。
パブロ・マリとチェンバースの退団により、CBの控えは少し手薄にはなっているが、ロブ・ホールディングは悪くないオプションだし、冨安もCBとしてプレイできる。4バックではわからないが、ティアニーは3バックのCBを務めた経験もあり、緊急事態になればオプションとして考慮されるだろうか。
左サイドバック: 7.5
昨季アーセナルにはティアニー以外に左サイドバックがコラシナツしかいなかったにもかかわらず、彼をローンで放出し、グラニト・ジャカの左サイド起用の方が良い、という方針だったのは記憶に新しい所だが、それももう今では過去の話となり、今季のこのポジションは充実している。
ヌーノ・タヴァレスは一時はティアニーから先発を奪っていたほどで、まだまだ学ぶべきことはあるが、良い選手に見える。このポジションに関しては心配いらないだろう。
中盤: 7
全てはトーマス・パーティのコンディションとグラニト・ジャカの冷静さ次第だ。ジャカを見るとトラウマには襲われるものの、もしこの二人がずっとフィットしてプレイを続けてくれれば、これは悪くない中盤だと言えるだろう。
恐らくミケル・アルテタもこの二人が次の試合から5月まで、チームのキープレイヤーとなってくれることを期待していることだろう。
ロコンガは粗削りなものの将来性のあるオプションで、一方エルネニーは調子の波がすくない安全なオプションだ。ウーデゴールも中盤でプレイできる
攻撃的MFとウイング: 8.5
このポジションには素晴らしい選手が多くいる。スミスロウはチームの得点王だし、どうやらブカヨ・サカの素晴らしさはリバプールとマンチェスター・シティの興味を引いているようだ。もちろんこれは若干心配になるものではあるが、本当に素晴らしい選手をチームに抱えると、このような噂はつきものだ。
他のチームが見向きもしない選手をずっと抱えているというのもそれはそれで悲しいものだ。
今季ウーデゴールは得点とアシストという点で昨季を上回る活躍を見せており、今後も期待できるだろう。マルティネッリもサイドでワンランク上のプレイを見せている。
そして、アーセナルの移籍金記録を保持している二コラ・ペペもいる。彼は今季そこまで活躍できていないが、ペペは毎年シーズン終盤に出場機会を得て調子を上げる傾向にあるため、今季もそれが起こってくれることを願おう。
少々経験不足ではあるが、それでもアーセナルの一番の強みはこのポジションだと言えるだろう。
センターフォワード/ストライカー: 5.5
このエリアに関しては、層の薄さに言及しないわけにはいかないだろう。チームにはストライカーが2人しかおらず、そのうちの一人は今季プレミアリーグで3ゴール、もう一人はノーゴールだ。
この数字で自信を持つのは難しく、冬の移籍市場へのフラストレーションが募るのも頷ける。もちろんここまでハードルが下がっていれば、ラカゼットとエンケティアが今季前半よりももう少し多い得点を挙げてくれる可能性はあるし、また12月にアーセナルは4試合で14得点を挙げたことも思い出すべきだろう。このうちラカゼットが決めたのは2点のみだ。
それ以外の点はストライカー以外の選手が得点しており、恐らく今季後半もアーセナルはこれに頼る必要が出てくるだろう。
ただし、今後はこの4試合の期間よりもタフな対戦相手も控えており、彼らに懸かるプレッシャーは大きなものとなるかもしれない。
ラカゼットとエンケティアにもう少しステップアップする必要はあるが、その後ろに火力は控えており、かつマルティネッリもCFのオプションの一人として考慮できる。
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