【アーセナルのターゲット】スカウティングレポート: フランク・ケシエ
アーセナルの中盤の補強のターゲットの一人が、ACミランでプレイする24歳のMF、フランク・ケシエだ。彼はダブルボランチの一角としてプレイすることが多いが、より深い位置でプレイすることも出来、今季はその位置でも輝いている。
彼のミランでのキャリアはゆっくりとしたスタートを切ったが、2020/21シーズンにピオリが監督に就任したのをきっかけにケシエは花開いた。
彼は身長と圧倒的な上体のパワーの強さを持ち、弾き飛ばしてボールを奪うのはほとんど不可能だ。中盤を支配し、力強いタックルとボールを持った時の落ち着きを持っている。彼のPKの上手さがその冷静さを象徴しているといえる。
昨季ケシエはチーム2位の得点数を上げたが、13点のうち11点がPKによるものだった。今季もPKから2点を挙げている。
スタッツ面で目を引くのは彼のパス能力だ。今季は昨季の平均成功率89%から92%と成長しており、ドリブル成功率83.5%と合わせ、なかなかボールを失わないタイプの選手だ。長短を問わずパスの成功率が高い。
以下がケシエの昨季のヒートマップだが、彼がどちらかというとボックストゥボックス型のMFとしてプレイしていたことがわかり、これで彼の昨季の攻撃面のスタッツが優れていたことの説明がつく。
彼は昨季90分当たり0.8本のキーパスを記録しており、また90分当たり1.2回のインターセプトを見せた。
今季彼はより守備的な役割を任せられているにもかかわらず、チャンス創出力は向上しており、90分当たりのキーパス数は1.1だ。
また、プログレッシブパス数も3.43から4.15と多くなっており、90分当たりのシュート創出アクション数も2.36と守備的MFとしては非常に高い数字を記録している。
この夏契約切れになるケシエがアーセナルの良いターゲットであるのは間違いない。守備面でパーティの隣で輝ける素質を持っており、彼のフィジカルはどんなチーム相手にもアドバンテージになるはずだ。
PSGと並んで複数のプレミアリーグクラブがケシエ獲得に興味を示しているのは驚きではなく、既にチャンピオンズリーグでも良いパフォーマンスを見せている彼はヨーロッパのトップMFになれるポテンシャルがある。
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アーセナルタイムズ(ニュースレター)の方でオーバメヤンを巡る状況に関しても書きましたので、もしよければこちらもどうぞ!
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