アーセナルが冬に獲得を目指すべき5人のMF 前編
アーセナルの中盤のパフォーマンスはまだまだ改善の余地がある。クラブには4人のMF(訳注: スミスロウやウーデゴールは"アタッカー"扱いで、ここではカウントされていない)がいるが、主力の怪我や不調も相まって、チームのウィークポイントとなってしまっている。
ロコンガはまだまだ若いし、エルネニーは1月あるいは夏の退団が濃厚だ。チャーリー・パティーノをプレミアリーグに慣れさせるにはもう少し時間がかかるだろうし、AFCONも控えている。アーセナルが短期的長期的両面から見て、中盤の補強を必要としているのは明らかだ。
ただし、予算さえあれば夏の移籍市場でMFを獲得することはできるだろうが、シーズン中盤の冬の移籍市場での動きはより複雑だ。
移籍市場自体は開いているものの、クラブがキープレイヤー離脱の悪影響を嫌って夏まで選手を手元に留めようとするケースも多い。
とはいえ、より長期的な目線で見て利益が勝るとみて選手売却と再投資に乗り出すクラブもそれなりにある。
そんな中で、現実的に獲得できる可能性があり、かつ今季即戦力になれるという条件を満たすアーセナルが必要としているMFはどのような選手がいるだろうか?
デニス・ザカリア
所属クラブ: ボルシア・メンヒェングラートバッハ
年齢: 25
まず最初に、私個人としては、ザカリアのファンというわけではないということは認めなくてはなるまい。スタッツで見る限り、ザカリアより良く、かつ獲得できる可能性が高いMF入るように思える。
とはいえ、現状ボルシア・メンヒェングラートバッハは13位に沈んでおり、夏に契約満了と共にザカリアがクラブを去ることは明らかだ。中盤の層も薄くはないので、もしかすると2017年に彼らがザカリア獲得に支払った7.5m£程度のオファーを出すクラブが冬にあれば、ボルシアMGは受け入れるかもしれない。
これはアーセナルにとっては安い額だろう。
ヤングボーイズのユースチーム出身でスイス代表のザカリアはグラートバッハでは5シーズン目になり、この期間中ブンデスリーガでは98試合出場と非帷幄的安定している。
ポジティブな点: ボール前進・タックル・ドリブル
懸念点: 怪我歴・ボールロストの多さ
市場価値: 24m£(Transfermarktによる)
フローリアン・グリリッチュ
所属クラブ: ホッフェンハイム
年齢: 26
グリリッチュもまた、ザカリアと同じく今季末で契約満了となるブンデスリーガでプレイするMFだ。彼は非常に興味深い獲得になるだろう。
既にブンデスリーガで150試合以上、オーストリア代表で33試合と経験豊富だがまだ26歳で、長期契約を結ぶには年を取りすぎているというほどでもない。
グリリッチュはチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでもプレイしており、大舞台での経験もある。
問題となるのは、ホッフェンハイム側に放出のつもりがあるのか、という点だ。ホッフェンハイムはCL出場権争いを繰り広げており、ライプツィヒやヴォルフスブルク、フランクフルトといったクラブが苦戦しており、一つ上のフライブルクは十分者点圏内だ。今季は全力で上位を狙いに行くという決断を下してもおかしくない。
一方で、報道によれば、グリリッチュには25m€の契約解除条項が存在しているそうだ。もうすぐフリーの選手にこの額は非常に高額だが、アーセナルを長期的に支えるオプションだと考えているのであれば、これは笑い飛ばせる選択肢ではないだろう。
カギとなるのは、どこかのクラブが夏まで待たず、真剣に冬に獲得を目指すかどうかだろう。もしかすると、彼は冬の意外な獲得となるかもしれない。
ポジティブな点: 守備力・デュエルの強さ・ボール保持力・ロングパス
懸念点: 得点力はなく、またそこまでアクティブにプレスを行うタイプではない
市場価値: 14m£(Transfermarktによる)
(後編に続きます)
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コメント一覧
いやそもそも23歳以下しか取らないのでは
こういうの見返すとどっちも特大地雷だったの面白いね(バカにしてるわけではないです)