サンビ・ロコンガはアーセナルにとって非常に良い獲得だ
世界中のアーセナルファンがトーマス・パーティの怪我の状況に関してハラハラさせられているが、アーセナルファンであることでも知られる医師のラジュパル・ブラル氏によると、パーティは4-6週間程度離脱する可能性があるそうだ。
彼はチェルシー戦とシティ戦を含む重要な試合のいくつかを欠場する可能性があるが、これらのタフなシーズン序盤でアーセナルがどれだけ勝ち点を取れるかは今季を占うものにもなってくるだろう。
問題はこれらの試合でジャカ(ローマ移籍が確定的かと思われたが一転残留となるようだ)のパートナーをどうするかだが、ここでサンビ・ロコンガの出番だ。
彼はまだアンデルレヒトから北ロンドンにこの夏やってきたばかりだが、恐らく彼をいきなりプレミアリアリーグに放り込む以外選択肢はなさそうだ。
だが、ここで自分の価値を証明し、いきなりスタメンに定着するという可能性も大いにあるし、そういった意味ではロコンガにとってチャンスだともいえる。
ロコンガはアンデルレヒトで若いながらキャプテンも務め、ボックストゥボックス型のMFとしてもプレイできるが、昨シーズンは守備的MFとしてのプレイが主だった。33試合で3得点2アシストを挙げ、ベルギーU-21代表にもえばれている。
アーセナルはここまでプレシーズンでいくつかの形を試しているが、どうやら当面はアルテタは4-3-3ではなく4-2-3-1を続けるようだ。そのMF2人の一角としてパーティに代わってロコンガはプレイすることになるのではないだろうか。
ロコンガはここまでよいプレイを見せているし、苦戦しているエルネニーよりも良いチョイスに思える。懸念はジャカとロコンガのペアはいままで1度しかプレイしたことがないという点だろうか。今後彼らは良い連携を築いていってもらう必要がある。
もちろんまだ若くアーセナルに加わったばかりの選手よりも、より経験のあるエルネニーをアルテタが好むかもしれないのは理解できるが、サンビは既にポテンシャルを見せているし、エルネニーはプレシーズンで後ろから繋ぐのをスムーズに行うのに苦戦していた。
開幕戦でのベストチョイスがエルネニーではなくロコンガであるのは間違いないし、この試合で誰が先発するかが、そのあとの数試合のメンバー選考を示唆することになるだろう。
エルネニー自体は良いMFだとは思うが、ボールを低い位置で回収し、それをストライカーまでつなげる、あるいは少なくともそういった前へのパスにトライするという点ではロコンガの方が秀でているように感じられる。
思ったより早くアーセナルでの先発の機会が訪れるかもしれないが、もしチャンスが訪れれば、ロコンガがどこまでやれるかが、アーセナルの今季を占うことになるかもしれない。
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