アーセナルはジャカを売却してルーベン・ネヴェスを獲得すべきか?
ローマがグラニト・ジャカ獲得に向けて15m€でのオファーを出したと報じられている。これは安い額のように聞こえるが、噂ではアーセナルは20m€+ボーナス、程度の額のオファーなら受け入れるのではないか、とのことだ。
同時にアーセナルはウルブズのMFルーベン・ネヴェス獲得に向けて35m£(通貨が混ざってわかりづらくてすまない)でのオファーを出すと報じられている。
もしこれが両方実現したとしたら、ジャカの代役としてネヴェスを獲得した、ということになるのだろう。双方の移籍金に対する人々の反応はなかなか興味深く、ジャカ売却によって得られる金額と比較して、我々がネヴェス獲得に支払わなくてはならない額は高すぎるのではないか、と考える人もいるようだ。
彼らは2人とも残り契約が2年となっており、通常のクラブであれば、契約延長あるいは売却を考えなければならない時期に差し掛かっている。
ジャカはアーセナルファンの間でも意見が分かれる選手で、彼のことが我慢がならない、というファンもいるし、素晴らしい能力を備えていると考えるファンもいる。
だが、彼は直近のアーセナルの3人の監督の時代を象徴するような選手でもある。大部分はソリッドだったものの、時折とんでもないミスを見せた。実際のところ、イメージほど退場は多くないが、イエローカードはかなり多い。そして、クリスタルパレス戦での事件はやはり染みのように記憶にずっと残ってしまう。
なぜこのような話をしているかというと、我々は悪くはないものの欠点も抱えており、クラブに5年在籍している28歳の選手(9月には29になる)をアーセナルに抱えている、という事を示すためだ。
我々はジャカに契約延長を用意しているか?どうやらそれはなさそうだ。
この時点で既にアーセナルの上層部は過去から学んでいると見えるが、契約延長をしないのであれば、アーセナルはよりフィジカル面でのインテンシティが少ないリーグからの興味を集めている30代に近づきつつあり、そして契約満了にも近づきつつある選手を抱えているわけだ。
そういった選手の放出で報道通り20m€近く得られるのであれば(20m£ならなお良いのは言うまでもないが)、アーセナル、ローマ、ジャカ三者にとってこれは悪くない取引に思える。
一方で、ネヴェスはまだ3月に24歳になったところだ。これが最も大きな2人の違いだが、同時に同じ国のプレミアリーグ所属クラブから選手を獲得しようとしている分移籍金が高くなるという面もある。
どうやらアルテタはジャカのようなタイプの選手をチームに欲しているようだ。ネヴェスはパス能力は良いし、ジャカよりシュートは多いものの、それ以外の基本的なスタッツ面ではかなりジャカと似ている。
いくつかの面でネヴェスの方が優れている点もあるが、そもそも彼が昨季13位のウルブズでプレイしたということ、そしてチームのスタイルの違いは考慮しなくてはならないだろう。
確かに35m£というのは大金に聞こえるが、ジャカの代役という意味では個人的には私はこの獲得に反対ではない。
ネヴェスがアーセナルに我々が望むアスリート力とフィジカル面での存在感をチームにもたらしてくれるとは思わないが、もしジャカを放出してネヴェスを獲得した上で、さらにもう一人中盤の選手を加えることが出来るのであれば、これはなかなかの規模の中盤の再建という事になる。
現状アーセナルのCMFはほとんど全員去就が不透明となっているが、もしクラブがトレイラとゲンドゥージ、ジャカを放出するのであれば、このポジションの選手獲得は1人では足りないだろう。パーティがシーズン通して怪我無くいてくれれば、運動量と存在感という意味では中盤にもたらしてくれるものは大きいだろうとは思うが。
キャリアの後半に差し掛かりつつある不安定な時期も経験した選手を英国外に売却するのと、より若い選手をプレミアリーグのクラブから獲得するのを比べれば、移籍金に差が生まれてしまうのは致し方ないことだ。
私が思うにそれは当然だし、これが特に問題だとは思えない。
少々シンプルすぎる計算だが、もしアーセナルが15m(35mでネヴェスを獲得し、20mでジャカを売却する)を上乗せすることでジャカに代えてネヴェスをチームに加えられるのであれば、これはそこまで悪い話ではないだろう。
もしネヴェスがアーセナルで機能しなかったとしても、彼の年齢であればまだその後の再売却も見込めることを考えればなおさらだ。
我々はそもそもネヴェスよりハイレベルなターゲットを目指すべきか?というのはまた別の問題だが、どうやらクラブはネヴェス獲得にかなり本気のようで、この移籍は実現するのではないかと感じている。
また、昨夏ウルブズはメイトランド=ナイルズに興味を示していたが、もし彼らが未だにナイルズに興味を示しているとしたらどうだ?
理想的とは言えないが、もしアーセナルが選手を取引に含めることが出来れば、支出を抑えることが出来る。
ASTが指摘した通り、アーセナルはまだ160m£程度のここ数年間の移籍金の支払いを残しており、もちろんこれを一括で払わなければいけないわけではないが、今後も返済していかなくてはならないのだ。
アーセナルが放出しなければいけない選手の数と、限られた資金を考えると、少なくとも選手+キャッシュという取引が実現する可能性がないか検討するくらいはアーセナルはしているだろう。
これらは全て、近いうちに明らかになるに違いない。明日が公式の移籍市場の開始日となっており、ユーロ開幕前にさらにいくつかの取引が行われるかもしれない。
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