【将来のエースストライカー!?】フォラリン・バロガンのこれまでと今後について 前編
報道では、アーセナルとフォラリン・バロガンが4年の新契約合意間近に迫っているのだという。この若い才能のあるストライカーは現在好調で、彼の契約延長がアーセナルU-23チームにとって、そして将来的にはファーストチームにとって大きなプラスであることは間違いない。
ここまでのバロガンの歩み
長い間ユース世代では素晴らしいタレントとしてバロガンは注目を集めてきた。15歳でU-18デビューを果たすと、次の年には18試合で11ゴール3アシストという素晴らしい数字を記録した。
このときまだ16歳だったにもかかわらず、この時点で彼はすでにU-23でのプレイを始めた。だが、エンケティアとジョン=ジュールズがU-23にいたこともあって彼は2018/19シーズンもU-18に留まることになった。
まだバロガンの存在に気づいていなかった人がいたとしても、この年彼の活躍は誰の目にも留まったことだろう。U-18で24試合28ゴール7アシストというとんでもない結果を残したのだ。この年1年間通してバロガンが得点できなかったのは4試合だけだった。
アーセナルはバロガンとのプロ契約を勝ち取れるよう猛プッシュをかけ、2019年2月にアーセナルとのプロ契約を結んだ。この時の最初のプロ契約に関する制約のせいで、2021年までの契約となった。
これ以降ついに本格的にU-23で台頭し、2019/20シーズンのデビュー戦にはハットトリックも記録した。結果的にコロナによる中断までの期間中に19試合13得点5アシストという成績だった。
アーセナルのU-23チームの成績は特に良いとは言えなかったが、ユースインターナショナルカップでは準決勝まで進出し(この後パンデミックの影響でこの大会は中止となってしまった)、チームをここまで導いたのはバロガンのモナコユース相手の2得点だった。
契約延長をめぐるゴタゴタ
この時点ですでに、2020年の1月にはブレントフォードが5m£でのオファーを出すなど、多くのクラブがバロガンを狙い始めた。
当時の契約担当ハス・ファーミーはこの件に関して失敗してしまい、2020年の前半には契約延長交渉は完全に棚上げになってしまった。
この結果として、将来が不透明なバロガンがファーストチームに呼ばれることはなく、対談は既定路線なのかと思われ始めた。
シェフィールド・ユナイテッドがブリュースターを獲得する前にはバロガンにもオファーを出していたし、国外クラブからの興味も寄せられた。
だが、アーセナルはこれらを断り続け、とりあえずのところ彼は北ロンドンに残ることとなった。
夏の移籍市場が閉まり、2021年の夏にバロガンがフリーエージェントで移籍するのは避けられないかに見えたが、ミケル・アルテタが彼の契約延長に向けて一つの手を打った。
ずっとU-23とU-21に帯同していたバロガンだったが、ついにファーストチームの練習に呼ばれると、10月のELダンドーク戦でベンチからトップチームデビューを果たしたのだ。
その後何が起こったかは多くのアーセナルファンが覚えているだろう。バロガンは更にトップチームでの試合を3試合を積み重ね、モルデとダンドーク相手に特典し、リーグカップのシティ戦でも出場した。
そして、これと同時並行でついに契約延長交渉が再開された。ジャーナリストに何が変わったのかと聞かれ、アルテタは以下のように答えている。
私は彼を留めたいと決めたんだ。彼のことをよく見始めて、その後私は自分として賛成できなかったいくつかの天を変えた。彼にチャンスを与え、説得し、我々のプランを彼に伝えることにした。彼がなぜチームにフィットするか、そしてクラブにどのようなプランが有るかをね。
この時点でクラブと選手の関係はそこまで良かったとは言えなかったはずだが、後はバロガン次第となった。契約切れ間近なので、もしバロガン自身が移籍を望むのであれば、アーセナルに止める力はなかった。彼には色々なおぷしょんがあった。
だが驚くべきことに、何ヶ月かの交渉を経て彼はアーセナル残留に近づいているのだという。報道では2025年までの契約にサインする準備をしているとのことだ。
アルテタの影響があったには違いないが、バロガン本人がアーセナルでプレイしたいと考えていなければこの契約延長は実現しなかっただろう。
これらの報道が事実であれば、近日中に発表があるだろうが、そうなれば今度は『バロガンにはより定期的にファーストチームで出場できるだけの能力がすでに備わっているか?』というのが注目の点だ。
(後編に続きます)
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