アレクサンドル・ラカゼットは売却するしかない
先日、アルテタがラカゼットの去就について言及したのは興味深かった。
もちろん、最近の彼の貢献に触れ、ポジティブな点に関して話をしたわけだが。セビージャとローマがラカゼットの獲得に興味を示しているようだが、と聞かれアルテタは以下のように話した。
人々が選手の移籍について取沙汰するのはよいことだよ。なぜならそれは彼らが良いプレイを見せているという証拠だからね。だからこそ注目を集めているわけだ。ラカゼットは最近好調だし、得点もそれ以外のものもチームにもたらしてくれている。
だが同時にアルテタは、ラカゼットの将来に関する決断は夏にアーセナルが欧州コンペティションに参加できるかが分かった時点、夏に行われるともコメントした。
全ては我々の立場次第、来季どのような大会に参加しているか次第だ。例外はない。それは受け入れなくてはならない。
ラカゼットと1年だけ契約延長を行えば良いのではないか、という意見を目にしたが、私が思うにそれは筋がとおっていない。結局来年また同じ状況に追い込まれることだ。そして、手元に残る選手は1歳年を取っているわけで、選手側としてはフリー移籍を見据えてもう一年残るのも良いか、と考えるはずだ。
ラカゼットは来月末で30歳になる。今こそが決断の時だろう。
もちろんマーケットの状況が理想的ではないが、それは全てのクラブに言えることだ。我々は今後もずっと再売却が見込めない30歳以上の選手に高額の新契約をオファーし続けるわけにはいかない。
私個人の意見としては、チームの再建を見据えて出来る限りの資金を捻出するために、一番簡単な答えはベテランを売却し若手に投資することだ。
高額の給与を支払い、獲得時に50m€近く払った選手がフリーで出ていくのを黙ってみているのは良い策とは言えない。
今このような状況こそ、アーセナルに大いに改善の余地がある点だ。我々は、長く縋り付きすぎるのではなく、適切なタイミングで選手を売却することを学ばなくてはならない。
確かに、ラカゼットの今季のチームの貢献は大きいが、アルテタとエドゥは今までのアーセナルの悪習を正さなくてはならないのだ。
アーセナルは既に巨額をオーバメヤンとの新契約に投資することを決めているし、ウィリアンと、もし契約延長するのであればルイスにも同じことが言える。
今のアーセナルにラカゼット売却によって発生する移籍金を見逃す余裕があるとは思えない。
アルテタ自身も、利用可能なリソースは全て活用しなくてはならないとわかっているはずだ。アルテタ自身の"例外はない"というコメントがそれを示しているように思える。
万一アーセナルが来季のCL出場権を獲得できたとしても、そもそもどんな選手だろうとフリーで放出するのが賢いアイディアだとは言えない。
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ディスカッション
コメント一覧
前々から思っていたんですが、コラムの誤字が少々多い気がします。
今回のコラムでは
筋がとってない ウィリアンとともし の文ですね
決して批判している訳ではありませんのでご理解下さい。また、翻訳して頂けるのは大変ありがたいです。
私も気にはなりますが、
推敲に時間をかけて負担が増え、
投稿の頻度が減るくらいなら、
山中さんのペースでやってもらえる方が良いと思ってます。
なにせ無料で読ませてもらってるので。