arseblog氏によるエヴァートン戦振り返り

語ってみた

I普段であれば、私は書くことが思いつかない、という事はほとんどないのだが、今朝に関して言えば、本当にどこから始めればいいのかわからない。

エヴァートン戦の敗戦でアーセナルは今季8度目の敗北となった。プレミアリーグ直近の10試合で勝利はった他の1だ。

ミケル・アルテタは"ほんの少しの差"のせいで勝ち点を落としていると語る。もちろん彼の目には実際にそのように映っているのかもしれないが、これはあまり説得力のある意見とは言えない。

最近は確かに退場者が多い。だがそれもチームとして規律を保ち避けるべき事象だ。オウンゴールもあった。だが、クロスが味方DFの膝に当たってゴールになるのはアンラッキーだとは言えない。

そもそもそのクロスを入れられるのを止める努力をするべきなのだ。低いブロックを敷いた相手に得点するのは難しい、というが、まさにアーセナルがその通りにプレイしていながらエヴァートン相手に2失点しているではないか。

アーセナルの試合初の枠内シュートは後半ロスタイムだった。このような試合で勝利を期待できるはずもない。スカイスポーツでの放送中に、直近の代表ウィーク明けからのスタッツが表示されていた。

アーセナルの得点数(3) リーグ最下位

枠内シュート数(27) リーグ19位

枠内シュート率(35%) リーグ最下位

得点率(2.9%) リーグ最下位

これは不運などではない。我々のプレイ内容が問題なのだ。ピッチ上での決断の結果、そして、我々が受け入れ容認するものの結果だ。

ようやく連続無失点から脱したオーバメヤンを欠いていたのは痛手だったが、アーセナルはエディー・エンケティアをトップに、左にウィリアンを起用した。

ウィリアンの前半のパフォーマンスは私を非常に苛立たせた。もちろん、ある選手がクオリティが足りておらず、単にアーセナルのレベルに達していない、という事は時折あることだが、エヴァートン戦のウィリアンはそれとは別種のものだ。

プレミアリーグでの経験豊富で、十分にやれるという実績がある選手が、まるでチームの勝利に興味がないかのようにただふらふらと歩いていた。

試合開始から彼は全くインテンシティを見せず、軽率で怠惰だった。そして、彼は奇妙に相手のクロスを避けて見せる。

彼は毎週スタメンが約束されているため、緩慢にプレイし、そして高給を受け取り続けている。

一週間が過ぎるごとに、彼の獲得は大失敗だったというのが明らかになりつつある。もしかすると、彼は都合の良いケープゴートにされているのかもしれない。元チェルシーの選手だからというのもあるだろう。

だが、ファンの目は節穴ではない。全力を尽くしているが届かない選手と、気を抜いている選手の違いは見ればわかるのだ。そして、ウィリアンは後者だ。即座に彼を先発から外すべきだ。

このまま彼への不満についてずっと書き続けることも出来るが、それに何か意味があるだろうか?

ウィリアンがスタメンを選ぶわけではない。これは完全に監督の責任だ。

後半少しは良くなったのは事実だが、ここまでハードルを下げてしまえば、多少良くなった程度で称賛に値するとも思えない。

他に選択肢がないのだ、と反論する人もいるかもしれないが、ベジェリンを右SBに起用し、ナイルズをサカのポジションに起用、そしてサカを左ウイングに起用出来たはずだ。理想的なフォーメーションではないかもしれないが、0人のウィリアンがチームにいるというだけでわたしにとっては大きな改善であるように思える。

試合に戻ると、イウォビのクロスをルインが合わせ、ホールディングのディフレクションから失点し、ナイルズがPKを獲得し、それをペペが沈めて同点に追いついた。

だが、ハーフタイム前にエヴァートンがコーナーから追いついた。エルネニーは中盤で完全にやられてしまい、アーセナルの中盤の脆弱さが露呈した。

後半はアーセナルがポゼッションを握っていたが、良いチャンスは作れなかった。エディーは苦戦しており、もっと早く後退するべきだったと思うし、ウィリアンには関しては既に述べた通りで、特によかったわけではないがペペが交代したのはクレイジーだった。

唯一ポジティブだったのはマルティネッリの復帰で、まだ本調子でない彼にこの試合を救ってくれと言うのはハードルの上げすぎだろうが、攻撃陣のオプションが増えるのは素晴らしいことだ。

アーセナルは試合最終盤にエヴァートンに少しばかりのプレッシャーをかけることに成功したが、これを見て、なぜ試合開始からこれを出来ないのだろうと思わざるをえなかった。

試合展開などもあるのはわかっているが、これを試合開始の笛と共にできればより良い結果に繋がるだろうに。

結局はアーセナルは15位に留まり、ブライトンやバーンリー、フラムといったチームの成績を中止しなくてはならない位置につけてしまっている。

さて、ここからアーセナルはどうなるのだろう?

私は心の底からミケル・アルテタに成功してほしいと思っていたし、ある程度の時間をかけて、この何年かのクラブ運営の不備による混乱を収める人物が必要だという意見には賛成していた。

しかし、監督というのは結果が全てで、それがサッカーと言うものだ。素晴らしいアイディアや将来へのプランがあったとしても、現在で試合に勝てないであれば、その代償を支払わなくてはならない。

アーセナルの今後の日程も楽なものではない。EFL杯のシティ戦、そしてプレミアリーグでチェルシーだ。先週も言っていたが、アーセナルはまだどん底に達していないかもしれない。これからさらに悪化する可能性も大いにあるのだ。

この2試合でアルテタの将来がどうこう、という事はないだろうが、より鍵となるのはその後の試合だろう。

ブライトンアウェイ、ウエストブロムアウェイ、クリスタルパレスアウェイ、ニューカッスルホーム。

これらに勝利し、1月に補強を行えば雰囲気も変わるかもしれない。

だが、これらの試合で結果を残せなければ、アルテタがアーセナルで続けていくのは難しいだろう。アーセナルは忍耐強さをもって見守っており、これが実を結ぶことを願っている。

だが、正直に言って、既にクラブの現在の状況はルーキー監督がひっくり返すのは不可能と思えるようなものに近づきつつある。

今のような状況から、クラブを立て直すことが出来た監督はサッカーの歴史上誰か一人でもいただろうか?

人々は昨季のサウサンプトンでレスター戦の9-0での敗北を含む8戦6敗から立て直したハーゼンヒュットルを例に出すが、彼にはそれを可能にするだけの経験があった。

アルテタの手元に居るのはモイーズのアシスタントコーチと20代のコーチ達だけだ。

現在ルイ・カンポスやラルフ・ラングニックといった経験豊富なディレクターたちが空いており、アーセナルは真剣に彼らのような人材の招聘を考えるべきだろう。どう考えても、今のクラブをどん底から抜け出させるためにはすでに実績がある経験豊富な人材が必要だ。

しかし、今のクラブでサッカー眼があり、そのような提案をしたり、候補を出来る見識のある唯一の人物が、解任の可能性のある監督だけなのだ。

あるいは、ここにエドゥも含めてもいいかもしれない。二人とも薄氷の上を歩いているのは同じだ。

クラブはとんでもない危機に陥っており、アルテタにすべてを賭けるというギャンブルにクラブは負けつつある。

source(当該サイトの許可を得て翻訳しています):

・・・イギリスでのウィリアンの評価はとんでもなく厳しいですね。

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Posted by gern3137