サッカー英語まとめ
発掘シリーズその2です!大分乱雑な分類ですがサッカー英語たちをまとめました!
To come through the ranks
Rankというのは、少尉、大佐といった軍隊での地位のことで、本来はそれらを駆け上がる、つまり一兵卒/平社員から身を起こす、という意味なのですが、転じてユースチームからトップチームまで昇格する、という意味で使われます。
例えば、Iwobi comes through the(our) ranksといった場合には、イウォビはアカデミー出身である、くらいの意味になります。
(a) Howler
Howlというのは元々オオカミの遠吠えを意味する語ですが、転じて大声で喚く、という意味もあります。これにerがついていますので、人にHowlさせるようなもの、ということで大ポカ、くらいの意味になります。基本的にはGKが犯すような失点に直結するタイプのミスについて使われることが多いですね。
(a) Screamer
同じような成り立ちの語ですが、今度はScreamです。人はどんな時に叫ぶのでしょうか?
Howlerがミスならscreamerもミスでは?と思ったそこのあなた!発想は当然ながら何故かそういうことにはならず、その逆でscreamerは観客を叫ばせるようなミドルシュートのことを指します。ラムジーがチャンピオンズリーグで左足で決めたようなやつですね。"What a screamer" (なんてスーパーシュートだ!)みたいな使い方も出来ます。
(a) Sitter
同じようにer付きシリーズその3!今度は座るです。
恐らく、僕の想像では得点/ボールが座って待っているようなものだから、という由来だと思うのですが(あるいはもしかすると座っていても決められる、という意味でしょうか?)、流し込むだけのチャンス、という意味です。
横から来るボールのイメージが強いのでスルーパスでGKと一対一になった場合などにはこのsitterという単語は使いません。
また、きちんと得点が決められた場合には基本的にはこのsitterはあまり使わず、どちらかというと決めきれなかった場合に用いることが多いです。
例: Bellerin had one touch too many. It would’ve been a sitter for Ramsey
(ベジェリンはワンタッチ多過ぎた。ラムジーに通せていれば流し込むだけだったのに。)
(a) tap in
昨日紹介したsitterに非常に近い単語で、これもまた、ただ流し込むだけのゴール、という意味です。
この語は得点されたゴールに関しても使います。 to miss a tap inという言い方もできますが、It was a tap in for Aubameyan.のように、実際に得点されたケースでも使用可能です。
一応to tap it inのように動詞としても使えなくはないですが、多くの場合名詞として使われます。
(a) Glorious chance/opportunity
chanceもopportunityも日本語にすればどちらもチャンスと同じような意味ですが、gloriousはglory(栄光・栄誉)からわかる通り、栄光ある、といった意味です。
ですが、この二つが組み合わさると、上のsitterと同じく非常に簡単なチャンス、くらいの意味になります。日本語にすると絶好機、といったところでしょうか。こちらも同じく絶好機を逃す、のようにmissとセットで使われることが多いです。
また、こちらの語はシュートに限定されたものではないので、例えば、"2016 was a glorious opportunity for Arsenal" (2016年はアーセナルにとって絶好のチャンスだった)のような使い方も出来ます。
in the(one’s) pocket
読んで字のごとく、ポケットの中に、という意味なのですが、これはつまりどういうことかというと、抑えこむ、抑え込まれてしまうといった意味を表し、主にCBとストライカーの対戦について用いられます。
to keep/have got/put A in the pocketで、CBが相手のストライカーを一試合を通して完封してしまった、くらいの意味合いで、時々ポケットに相手選手を突っ込んだネタ画像などが作られることがありますね
例
Rob holding kept Diego Costa in his pocket throughout the game.
(ロブ・ホールディングは試合を通してジエゴ・コスタを寄せ付けなかった。)
Gung ho
これはもともと中国語が語源だと思われるのですが、普段サッカーと関係のないところで使うのであれば、やる気満々の、非常に熱心な、くらいの意味合いです。
ではこれはサッカーの文脈ではどういう意味かというと、非常に攻撃的な、しかも単に攻撃的なだけではなくリスクを冒して攻撃に偏った姿勢を表します。ベンゲル監督が時々やっていた、サイドバックを削ってストライカー投入!みたいなやつのことですね。
そこまでよく使われるわけではないですが、gung ho attitudeやgung ho tacticsなどといった感じで使われます。
例:
Arsenal went totally gung ho after 80th minute.
(残り10分を切ったところでアーセナルは守備を捨てて超攻撃的な手段に打って出た。)
to stay on your feet
on your feetは立って、自立してという意味なので、直訳すると立ち続ける、という意味ですがこれはどういうことかというと、むやみやたらとタックルに飛び込んでいかない、という意味の言葉になります。
例: Mustafi should learn when to tackle, and when to stay on your feet.
(ムスタフィはタックルに行くべき時とそうでないときの判断を学ばなくてはならない。)
nil
普段の会話で使うことはあまりないですが、イギリスではスポーツのスコアにおいて、ゼロのことををnilといいます。
なので、例えば、one nil to the Arsenalというと、1-0でアーセナルが勝っている状態(あるいはアーセナルの勝利)となります。
ちなみに、これはサッカーとは関係ありませんが0.5などの少数の時も、イギリス英語では0のいい方が変わってnought point fiveのように言います。
stoppage time/injury time(ストッパッジタイム/インジャリータイム)
ロスタイム、アディショナルタイムのこと、Additional timeも使わなくはないですがこの二つの方が頻度が高いような気がします。
flank(フランク)
もともとはわき腹のことなのですが、サイドのウイングのプレイエリアを意味します。普通は相手陣のサイドを言い、守備側のサイドのことは指しません。例えばArsenal played Sanchez and Walcott on the flanks against Barcelonaだとアーセナルはバルセロナ相手にサンチェスとウォルコットをウイングで起用した。くらいの意味になります。
finish(フィニッシュ)とattempt(アテンプト)
想像がつくかもしれませんが、フィニッシュはシュート、特にゴールに至ったシュートのことです。
アテンプトは挑戦という意味なので、こちらもシュートのことです。ただし、こちらは得点になったシュートに使うことはあまりなく、外れた場合、あるいはまだミドルシュートなどが宙に浮いている間に使います。意味合い的に、単にこぼれ球を蹴りこむだけであったり、クロスに合わせた簡単なヘディングなどはattemptとは言いません。ロングシュートやボレーなど、野心的なシュートに使われることが多いですね。
逆に、外れたシュートに対してfinishと使う場合は、poor finish(ポーフィニッシュ)やbad fisnihのように、前に何か枕詞的なものがつくことがほとんどであるように思います。
woodwork(ウッドワーク)
ポストとクロスバーのこと。ゴールが昔木製だったことから。
日本語でいうところのバー・ポストに当たる、という際にhit the woodworkとよく使います。ただ、区別したい場合はcross barとpostという単語も普通に使われます。
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