セバージョスをチームに留められなかった場合にアーセナルが獲得を目指すべきお買い得MF6選 前編

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今やアーセナルファンのお気に入りとなったダニ・セバージョスだが、まだ彼の将来は決まったわけではないようだ。ジダンが居るためレアルに戻ることはなさそうだが、だからと言って、アーセナルで来年もプレイすると決まったわけではない。

セバージョスは序盤こそイマイチだったものの、プレミアリーグ再開後は素晴らしいパフォーマンスを見せ、この期間中チーム最多のタッチ数、キーパス数、ドリブル数、タックル数、インターセプト数、走行距離、ボール回収数、というとんでもないスタッツを記録している

当初はアーセナルのクリエイターになるのではないかと見られチームにやってきたセバージョスだったが、最終的には守備と攻撃を同じくらいの割合で担当する典型的な8番タイプの選手として輝いた。

だがこの結果として、もしセバージョスが来季アーセナルでプレイしないとなると、このようなタイプの選手の代役を探すのは非常に難しい。

既にガブリエルに27m£を費やしたアーセナルとしては、スマートに市場で立ち回る必要がある。今回は、もしアーセナルがセバージョスのレンタル延長にこぎつけられなかった場合にオプションとなりうる25m£以下で獲得可能なCMFあるいはクリエイティブなトップ下の選手を紹介しよう。

ボックストゥボックス型MF

エセキオル・パラシオス(21歳) 17m£

パラシオスは7ゴール10アシストという活躍をアルゼンチンで見せたのち、17m£の移籍金でレバークーゼンに引き抜かれた。

だがドイツではここまで7試合433分しか出場できておらず、得点もアシストもゼロとなっている。

さて、ここで皆さんの『おいおい、なんでアーセナルがこんなやつを欲しがるんだよ』といぶかしがる声が聞こえてきそうだが、この数字はパラシオスの実力を反映したものではない。

まず、彼はレバークーゼンの監督ボッシュのもと、ほとんどまともにチャンスを与えられていない。今季リーグ戦でのフル出場はたったの一試合だ。その試合ではマンオブザマッチに輝いたのにも関わらず。

今季のパス成功率は88%で、ロングパス成功率も60%と高い。彼はボール保持に長けた選手だが、同時に一試合当たり2.5タックル1インターセプトを記録するなど、ボール奪取もうまい。

パラシオスは一試合に0.8回しかファウルをしない一方で、相手のファウルは約2回誘発する。これは素晴らしい組み合わせだ。

このような才能はレバークーゼンベンチに座らせておくには惜しく、数字に残る貢献を残せていないからこそ、このチャンスを活かしてアーセナルは獲得に動くべきだ。

彼はロングパス精度とボール奪取力を併せ持った選手で、アルテタの3-4-3と4-3-3両方にフィットするだろう。

一方で、懸念点としては彼がまだヨーロッパの経験があまりなく、南米での成功をイングランドで再現できるかどうかわからないことだろうか。アルゼンチンでは素晴らしいオールラウンドなMFだったが、同じようなプレイを今後見せられるかどうかは考慮しなくてはならないリスクともいえる。

コンラッド・ライマー 23m£

ライマーもまたブンデスリーガでプレイしながらそこまで注目されていない選手の一人で、ライプツィヒの中盤の心臓だ。

ダニ・オルモやヌクンク、アーセナルが興味を示しているとされるサビツァーほどの華やかさはないものの、その才能では彼らと並ぶはずだ。

ライマーはドイツで最もプレスが上手いチームといってもいいライプツィヒの起点となり、彼らのCL準決勝出場の立役者でもあった。

彼はもともと純粋なMFタイプの選手だったが、彼のチームメイトのデンメがナポリへと去ったのに伴い、より守備的な役割を任されるようになった。

彼はセバージョスのように、まずCBがパスを出す選手で、プレス回避のカギともなる選手だ。スタッツを見ると、ライプツィヒで一番プレス下でのパスが上手い選手だ。

また、自チームがボールを保持している際には、そのアスリート力とスピードを活かして前線に繰り出し、相手のカウンターを前で止める役割も果たすことが出来る。

彼はほとんどすべてのことが出来るMFだが、やはりそのプレス力が特徴で、ブンデスリーガでも最高レベルの一試合当たりのプレス数と成功率を誇っている。彼のインテンシティの高いスタイルはプレミアリーグにも良くフィットするに違いない。

懸念点としては、彼がそこまでクリエイティブなタイプではないことだろうか。素晴らしいボックストゥボックス型MFで、ボール保持はうまく、カウンターにも強いが、ファイナルボールが上手いわけではなく、ボールロストが少ないのはリスクを背負わないことの裏返しともいえる。

そのため、恐らく彼を誰かよりクリエイティブなMFとコンビを組ませる必要があるだろう。

いうなれば、タイプ的には少しセバージョスと似ているがよりその移籍金は安い選手だといえるだろうか。フェルナンジーニョとラムジーを合わせたような選手ともいえるかもしれない。彼は非常に大きな戦力になるだろうが、チャンス創出を期待してはダメだ、ということだ。

ジョン・マクギン 18m£

このアストンヴィラ所属のスコットランド人のダイナモが恐らくセバージョスの代役としては最も適しているだろう。攻守のバランスが一番取れている選手だ。

マクギンは走力があり、かつトリッキーなドリブルも見せられるCMFで、タックルもパスも同じくらいにに上手い。

セバージョスほどのテクニックはないかもしれないが、彼は両ボックス内でそれを補えるインテンシティがある。

既にプレミアリーグに適応しているし、ヴィラで3ゴール3アシストという数字はなかなかのものだ。今季に27試合で先発しており、彼とジャック・グリーリッシュの二人が何度もチームを救った。

マクギンがけがで欠場していた間、ヴィラは28もの失点をし、16位から19位に後退したことからもそれが見て取れる。

プレミアリーグでプレイできることが証明されている選手が20m£程度で獲得で切るというのは非常に良い買い物に思える。まだ25歳で、今後の改善の余地も大いにある。

恐らく一番の懸念は彼の怪我だろう。彼は今季10試合を足首のけがで欠場している。中断がなければ、もっと多くの試合を欠場していたはずだ。

また、ライマーと同じように、チームではチャンス創出をグリーリッシュに頼りがちであり、そこまでチャンスメイクに貢献できる選手とは言えない。

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Posted by gern3137