【アーセナルのターゲット】フセム・アワールとは?

移籍

アワールのプロフィール

年齢: 22
国籍: フランス
利き足: 右
ポジション: MF
身長: 175cm
推定市場価値: 50m€
FIFAレーティング: 81(ポテンシャル89・・・!)

アワールの特徴・プレースタイル

CLで鮮烈な活躍を見せたのが記憶に新しいアワールは、リヨンユース生え抜きのアルジェリア系フランス人で、そのままリヨンに所属しており、ラカゼットと同郷の選手です。

まだ22歳と若いながら、国際的な注目を集めており、そろそろビッグクラブへのステップアップの時期も近いのではないか、と噂されています。

レキップ紙が、アーセナルがゲンドゥージ+キャッシュでアワールへの獲得をオファーしたが断られた、と報じており、アーセナルも興味を持ってその動向を注視している選手の一人のようです。

視野と敏捷性、ボールタッチの上手さに定評がある選手で、今季に関して言えば、リーグアン+CLでは33試合に出場し4ゴール10アシストを記録しています。

この数字は悪くないですし、もちろん今後どのような選手に成長を遂げるかはまだ未知数なものの、トップ下的に輝く攻撃的MF、とはまた違うタイプですね。得点力があるorファイナルサードが主戦場のMFというよりは、ボールを前進させる能力が非常に高い、カソルラやセバージョスを彷彿とさせるタイプに感じます。

特に特徴的なのがそのドリブルで、今季はリーグアンがリーグ早期終了となり25試合にしか出場していないも関わらず、ドリブル突破数は、アーセナルで言えばジャカとセバージョスの二人の合計(27+31)をはるかに上回っています(72)

アワールのスタッツ

それでは、具体的に今季のスタッツを見ていきましょう。これは2019/20シーズンのリーグアン+CLでのデータです。

やはりまず目を引くのがそのドリブルで、90分当たり3.46のドリブル突破というのはこのポジションとしてはフランストップクラスの数字です。ドリブル成功率がそこまで高くない数字なのは、果敢にドリブル突破を挑む選手であるという証でしょう。

それと同時に、ボールロスト数もやや多めとなっています。

とはいえ、ドリブルだけが全ての選手ではなく、ボールを前進させる能力やチャンス創出力は総じて高いです。得点はそこまで多くないものの、8番と10番の間のようなタイプ、といった感じでしょうか。

今回のスタッツが守備的MFもカウントされるテンプレート上でのグラフなので、そこまで目立たないが、プレス成功数の数字も、90分当たり5度といのはクリエイティブなMFとしてはそこまで悪くはない数字です。リーグが違うので一概には言えませんが、トレイラ(5.5)やゲンドゥージ(5.67)の数字と大差ありません。

ただ選手のタイプ的にインターセプトやボールロストの数字がそこまで良くないのは理解できますが、一点だけ懸念点は守備時の一対一時のタックル率でしょうか。この12%という数字は国内ワーストレベルのスタッツで、相手ドリブラーと対峙した際には、スタッツ的には88%の確立で抜かれる、ということになります。笑

しかし、総合的に見れば、少し1対1の守備に懸念はあるものの、トップレベルの相手でも戦えることはCLで証明されていますし、右のCMFを主戦場とする選手なので、特に、アルテタが4-3-3でアンカーの前に二人並べるような形を将来的に目指しているならフィットするのではないでしょうか。

また、まだ22歳と非常に若く世代的にはジョー・ウィロックやゲンドゥージ、エンケティアとほぼ同世代で、今後の伸びしろに非常に期待が出来るという点を考えても、50m€と推定される移籍金も納得の将来性のある選手といえるでしょう。

金銭的にタイトな状況のアーセナルがこの取引を実現させられるかは不透明ですが、この移籍市場で注目すべき選手の一人と言えます。


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Posted by gern3137