アーセナルvsブレントフォードのフレンドリーからわかった3つのこと
水曜日の午後に、アーセナルがブレントフォード相手の非公式の練習試合を行った。これがシティ戦前の最後の試合になるだろう。ガナーズは2-1でリードした後で最後に立て続けに2点を失い3-2で敗れた。
もちろん、この試合から何か重大な結論を出すことは出来ないが、それでも分かったことがいくつかある。
またしてもナイルズが中盤でプレイ
ヘクター・ベジェリンが怪我から復帰して以降、ナイルズは出場機会をほとんど得られていない。右サイドバックとして良い活躍を見せていたにもかかわらず、完全にメンバーから外れてしまった。
アルテタのコメントの行間を読むに、恐らくナイルズが右サイドではなく中盤でプレイしたと主張した、ということなのだろう。
彼はこれまでも常に中盤が彼のベストポジションだと言葉にしてきた。現時点では、これが事実なのかは知るすべがないが、確かに、キャリアを通して彼には中盤でコンスタントにプレイするチャンスが与えられていないのは事実だ。
だからこそ、今週のフレンドリーマッチ二試合ともでナイルズが中盤で出場したという事実は興味深い。
当然彼はアーセナルでの地位のために戦うつもりでいるだろうし、練習試合で中盤で試されているということは、シーズンが始まれば、実際にチャンスが与えられることもあるだろう。
ナイルズには成功するポテンシャルがあるように思えるが、アルテタをチャンスを与えるよう説得することが出来るだろうか?今週の状況を見る限り、答えはイエスのようだ。
ミスが多すぎる
ハイライトを見て試合を分析するのはあまりいい考えではない。切り取られた部分が試合の全体像を移しているとは限らないからだ。
しかし、失点場面だけ見ても、心配になるのに十分なミスがいくつかあった。
アーセナルにつきものであるように、ブレントフォード戦の失点も自分たちの酷いミスがきっかけだった。ルイスが中盤でボールを雑に失ったのちにゲンドゥージとソクラティスのポジショニングが悪くそれをカバーするのに失敗、そしてホールディングもたやすくかわされシュートをブロックできなかった。
二点目も大してましだとは言えず、中盤でラカゼットがゴールを背にしてボールを受けたが収めきれず、またしてもホールディングが素早く対応できず、シュートを決められてしまった。
そして、3点目はナイルズが自陣ボックス付近でもたついている間にブレントフォードに綺麗なシュートを決められてしまった。
これらはすべて、チームというより選手個人のエラーだ。だがこれこそが、アーセナルの近年の特徴となりつつあるものでもある。
実際の試合では選手たちはより集中し、これらのミスを避けられるだろうか?
アーセナルの歴史を見る限り答えはノーだが、もしトップ4を目指すのであればそれが必要になってくる。
結局大事なのはフィットネス
敗北はもちろん最高の結果ではないが、今の時点で本当に重要なのは、アーセナルが試合を戦えるだけのフィットネス状態にあるかどうかだ。
アルテタはスカイスポーツに
我々は色々なことを試している。全員の選手を試合に出場させル必要があるので、試合中に多くの選手を交代させなくてはならない。
選手のコンディションは重要な問題だ。我々はまだ10日しか全体練習を行えていない。フレンドリーを行ったり、45分試合をしたりは出来るが、結局のところ、これらはプレミアリーグのリズムとは違い。
どのチームも、少なくとも最初の数試合は90分を通してテンポを維持するのには苦戦するだろう。
と語った。
結局のところ、この試合に関しては結果やパフォーマンスよりも、本番に向けて選手たちを研ぎ澄ませることが出来るかが重要なのだ。この点に関しては、アーセナルは一歩さらに前進したといえる。
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