【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑24 ピエール=エメリク・オーバメヤン
オーバメヤンのプロフィール
・名前: ピエール=エメリク・オーバメヤン
・国籍: ガボン
・年齢: 30
・身長: 187cm
・利き足: 右
・Transfermarkt算出の市場価値: 56M€
オーバメヤンの長所・魅力
・足の速さ
・裏への走り込み
・天性のスペースを見つけ出す能力
・成長を続けるシュート技術
・マスクや宙返りなど、セレブレーションが格好いい
オーバメヤンの特徴・プレースタイル
最近の獲得で言えば、エジルに次いで、アーセナルに来るとは信じられなかった選手と言っていいだろう。ラカゼットを獲得してまだ半年しか経っていなかった2018年の1月に噂が出始めたと思ったらアーセナルに電撃移籍。レアル移籍の噂などもあっただけに、衝撃の獲得だった。
ドルトムント時代の実績には文句のつけようがなく、アーセナルに移籍して以降も、停滞するチームもものともせず得点を量産、押しも押されぬ世界トップのストライカーの一人だ。過去5シーズンの得点数でみても、アグエロやケイン、レヴァンドフスキらと遜色ない成績を残している。
また、ラカゼットがチームの攻撃が機能不全に陥ると何もできない試合が比較的多い印象(もちろん、タイプ的に当然といえば当然なのだが)なのとは対照的に、いわゆる"無から有を作り出す"ことが出来る稀有な選手であり、エメリ時代に何の可能性も感じさせない試合展開から、流れを無視して独力で得点を挙げ。チームを救う姿はかつてのファン・ペルシーを彷彿とさせるものがある。
実際に、アーセナルからリーグ得点王が輩出されたのはロビン以来のことであったし、今季も中断時点までは得点王の最有力候補だったといってもいいだろう。
一番のトレードマークはその快足を活かした裏への抜けだしからの得点だが、オーバメヤンの秀でた能力はそれだけではない。
確かに足が速いのは事実だが(100秒を10秒3で走るという噂だが本当だろうか?)、全得点のうち、裏への抜けだしからのゴールの占める割合はそこまで圧倒的に多いわけではない。
むしろ、オーバメヤンを世界中のDFが恐れるストライカーにしているのはスペースを作り出す細かい動きで、中に入り込む際に相手のDFを引き付けて自分はそれによって空いたスペースに走りこむ、というプレイが非常に上手い。
“天性の嗅覚"を備えている、とはよく使われる言い回しではあるが、オーバメヤンに関して言えば、嗅覚だけでなく、自発的にボールが転がってくるようなスペースを作り出すことが出来るのが一番の強みだ。
また、向上心を失うこともなく、ドルトムント時代やアーセナル時代前半にはほとんど見られなかったミドルシュートからの得点や、ペペ加入後はヘディングでのゴールも少しずつ増え、更なる進化を遂げている。
しいて言えば、ラカゼットと比べるとポストプレイやビルドアップへの貢献は見劣りするものの、アルテタの監督就任以降は左サイドで得点王とは思えないほど深い位置まで下がって左サイドバックをカバーしたりと守備にも献身的な姿勢を見せている。
アーセナルに来る前にはウォルコットの上位互換のような快速ストライカーをイメージしていたのだが、最近の多彩なゴールパターンを見るに、少しくらい足の速さが衰えても、まだまだ得点の量産を続けられるのではないだろうか。
・・・もちろん、アーセナルと契約延長し、キャリアの終盤をロンドンで過ごしてくれるかどうかはまた別の話だが。
ディスカッション
コメント一覧
残る。サッカー界の問題のすべてを知っている。上手く立ち回っているが、本心は、はっきりしてる。
半年前に加入したばかりのラカへの配慮も感じさせてましたね
あのときELに出場できていたらなって思うこともあります