【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑18 グラニト・ジャカ
ジャカのプロフィール
・名前: グラニト・ジャカ
・国籍: スイス
・年齢: 27
・身長: 186cm
・アーセナル加入: 2016
・残り契約: 2023まで
・Transfermarkt算出の市場価値: 24M€
ジャカの長所・魅力
・素晴らしいロングパス
・ビルドアップへの貢献
・ミドルシュート
・体格
・キャプテンシー
ジャカの特徴・プレースタイル
カソルラ-コクランのゴールデンコンビで安泰かと思われたアーセナルの中盤だったがカソルラが怪我して以降コクランが特にビルドアップ面での限界を露呈、またしても守備的MF不足に悩むこことなったアーセナルに鳴り物入りでやってきたスイス代表MF。
カンテの獲得をやめてジャカを獲得した、という経緯もあり、当初はファンだけではなくベンゲル監督からも守備的MFと思われていたような節があるが、蓋を開けてみると守備的とは・・・?といった感じで、特に走力と俊敏性の面で難があり、全然守備的MFではなかった。
その割に一人で孤立した状態で相手を止める役割を任されてしまうことも多く、最近は少し減ったものの、よくカードをもらったり退場したりしていた。(まあカードは特にピンチではない場面でもよくもらうのだが。)
まだコクランがアーセナルに在籍していた時代はコクラン・ジャカというダブル時限爆弾コンビの先発が時々見られ、アーセナルファンを震撼させた。
とはいえ、もちろん悪い選手というわけではなく、ドイツ時代はシャビ・アロンソと比較されることからもわかる通り、ロングパスの精度は非常に高いし、素晴らしいクオリティを備えている。
それは、アーセン・ベンゲル、ウナイ・エメリ、ミケル・アルテタの3人の監督が常にアーセナルの中盤の軸に据え続けていたことが証明している。
ただ、少々能力のバランスがピーキーなので、うまく活かせるようにチームを整えてあげないとその弱点が露出しやすいというだけのことだ。
それをうまくできなかったエメリ時代は恐らく実際のプレイの内容以上にファンの矛先となることが増え、キャプテンの座を巡ってごたついたこともあり、アーセナルでの将来はもうないかに思われ、移籍は決定的という報道も出ていたが、アルテタが君は私のチームに必要だと説得したことで翻意、その言葉通り、それ以降は中盤の不動のスタメンとなった。
ここまでのアルテタの戦術の軸である、左サイドバックを前に上げて前線の5枚のうちの左の大外とし、ジャカにはそれによって空いたスペースを埋めるために、左にカバーに居りてもらうことで、よりプレッシャーがかからずパスを出しやすいポジションをとれるようになり、また中央はより機動力がある右サイドバックが中に入ってカバーしてくれるため、ジャカが相手の高速カウンターに対応しなくてはならない場面は減った。
また、近年のアーセナルにおいて地味に問題となっているのが空中戦で、CBを除けば、右サイドバックはベジェリン、左サイドバックはサカ、という構成だとサイドバックにも期待できないし、トレイラ・ゲンドゥージ・セバージョスも空中戦には不安がある。かつてはジルーがセットプレイの守備時には活躍していたがラカゼットは背が足りず、オーバメヤンもそこまで競り勝てるわけではないので、セットプレイの守備要員として上背もあり体格も良いジャカは貴重な存在でもある。
左利きでロングフィードが出せる、というCBのパブロ・マリがやってきたことでジャカの役割と若干かぶっているような気がしなくもないが、恐らく本人が退団を希望しているのでない限りは、そんなに簡単に売却されることはないだろう。
ゆっくりとはいえ入団当初と比べれば無鉄砲なタックルは減ってきてはいるし、退場も最近はないので、このままの調子で長短のパスを織り交ぜてアーセナルの攻撃を司っていってほしい。
ディスカッション
コメント一覧
彼はエミリに媚びるという間違いを犯した。が、ファンの態度は異常なものがあり、ベンゲルの戦いが何だったのか、と思わせた。サッカーは憎悪をあおるために存在するのか。そうでないと思うからこそ私達はアーセナルをを応援する。