【日本一詳しい?】アーセナル選手名鑑14 ルーカス・トレイラ
トレイラのプロフィール
名前: ルーカス・トレイラ
国籍: ウルグアイ
年齢: 24
身長: 166cm
Transfermarkt算出の市場価値: 45M€
トレイラの長所/魅力
・ボール奪取力
・シンプルにボールをさばける
・ジャカのために涙する心優しい男
・シャイで好青年で好感が持てる
トレイラの特徴・プレースタイル
流石敏腕スカウトのミスリンタートが自前のソフトでカンテに似た選手を、とサーチしたらはじき出された選手だけあって、素晴らしいボール奪取力を誇る。(その前になぜカンテ本人を獲得しなかったのだ、という気がしなくもないが。この時はまだミスリンタートはいなかったので仕方ない。)
カンテほどの身体能力と運動力はないが、それでも動き回ってクレバーなタックルでボールを刈り取りまくる姿はコクラン以来のアーセナル待望の守備を本職とするMFといったところだろう。
恐らくアーセナルでのプレイ以前にウルグアイ代表としてW杯で中盤のダイヤモンドの底としてトレイラのプレイを見た人が多かったのではないだろうかと思うのだが、クリスティアーノ・ロナウドを封じ込めたりと圧巻のプレイを見せていた。
ただ、その時のインパクトと比べるとアーセナルではまだ完全には本領発揮できていないという見方もできるかもしれない。
コクランが守備特化型でカソルラが隣にいないとボールを前に進める役割があまり果たせず攻撃を停滞させがちだったのとくらべ、トレイラはロングパスは出せないものの、ショートパスを丁寧につなぐのはとてもうまく、攻撃のテンポを作ることは得意としている。
同ポジションのゲンドゥージがボールを持ちすぎるきらいがあるのと比べると、アーセナルの攻撃をよりシンプルに、スムーズに前に進めてくれる。
とはいえ、ファイナルサードで貢献できるかといわれると疑問は残り、得点力やチャンス創出力があるわけではないので、やはり中盤の底が一番適したポジションなのではないかと思う。
身長が低く、肉弾戦を挑んでくる相手には対処しづらいのが唯一の欠点か。エメリにはそこを嫌われ、なぜか最終的にトップ下的に使われていた。少し気になるのは、それ時期は、後ろで使われても以前よりも戻りが遅くなったりと守備的MFとしてのプレイの精度が若干落ちていた印象だったこと。
単なるコンディションの問題か、あるいは異なる役割を与えられたことで混乱してしまったのかわからないが、セバージョスは来季はアーセナルには残らないようだし、アルテタがトレイラにどのような役割を与えるのかは見ものである。
ただ、南米の選手にありがちだが、移籍市場になるたびに天気が悪いのでイタリアに移籍したがっている、みたいな噂が出ているような気がする。
ドバイキャンプでは普段のトレイラからは信じられないような陽気な一面を見せていたので、あながち嘘でもないのかもしれない。
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