アーセナルvsチェルシー戦で注目の5人の選手
シェフィールド戦でまたしてもアーセナルはリードを失い、引き分けてしまった。最近このような試合が多すぎるように思える。
アーセナルの次の試合はスタンフォードブリッジでのチェルシー戦だ。まだ前回のチェルシー戦で同じように1-0から最後の最後で2-1に逆転されてから1か月と経っていない。
だが今回はアウェイでの試合であり、簡単にはいかないだろう。出場停止と怪我もアーセナルの苦境に拍車をかけている。
だがそれでも、この試合でアーセナルの勝利を引き寄せてくれる可能性がある5人の選手を見ていこうと思う。
ダビド・ルイス
かつて応援を受けたファンの前で戦うことになるが、彼は今守備面で言えばキャリアのピークと言ってもいいほどの活躍を見せている。彼がアーセナルの守備陣をつなぎとめる錨になるとはだれが予想しただろうか。
ルイスはこの好調を続けなくてはならない。もちろん彼がいつ集中力を切らすかわからないのは事実だが、彼が一貫して実力を発揮し続ければ、リスクは減る。アーセナルは絶望的に頼りになるCB不足であり、誰であれ、守備を助けてくれるのであれば大歓迎だ。
グラニト・ジャカ
ジャカもまた、それにふさわしい賞賛を受けられていないにもかかわらず、クラブにとっての自身の重要性を証明し続けている。 そこまで目立っていなかったシェフィールド戦でさえ、素晴らしい瞬間がいくつかあった。エジルへの美しいパスもその一つだ。
ゴールラインぎりぎりでのクリアもあったし、90分にもシュートブロックを見せた。攻撃面ではいつも通りの存在感を見せられなかったとはいえ、彼はヒーローだった。
前回のチェルシー戦では、彼は出場しなかった。彼は移籍間近と言われていたからだ。だが、今回は違う。彼とトレイラのコンビであれば、カンテやジョルジーニョを無効化するのに十分だろう。ジャカが普段通りのプレイを見せてくれれば、アーセナルの中盤はうまくいくはずだ。
ニコラ・ペペ
誰もこの話をしていないようだが、ペペは今上昇気流に乗っている。メディアは彼のパフォーマンスが満足のいくものではないといっているが、彼は実際には毎週向上している。
シェフィールド戦では、マルティネッリ次第で2アシストしていてもおかしくなかった。ひっそりとだが、ペペはアーセナルの攻撃陣で最も相手に脅威を与えられる選手になっている。彼の左足から繰り出されるボールは一撃必殺で、またDFの間のスペースを見つけ出すことも出来る。
今チームに求められているのは攻撃のバランスを調整し、ペペが連携できる味方を増やすことだろう。彼により多くのサポートを与えることが重要だ。
さもないと、我々はペペの無から有を作り出す個人技に頼り切りのままになってしまう。もちろんそれでもいくらかのゴールにはつながるだろうが。
このままペペの好調が続くことを願いたいものだ。
ブカヨ・サカ
コラシナツに代わって左サイドバックを務めているのがこのサカだ。コラシナツの離脱は残念だが、サカは素晴らしい活躍を見せている。特にシェフィールド戦でそれは際立っていた。相手の攻撃をストップし、攻撃面での貢献も多大だった。
もちろんそれでも彼が左サイドバックとしての経験がほとんどない若者だというのは事実だ。だが、それが彼に影響を与えている様子はないし、前回のチェルシー戦でも同じポジションで出場し、堅実にこなしていた。今回の試合でも同じ堅実さを保てれば、彼のキャリアにとって大きな一歩となるだろう。
コラシナツが帰ってくれば、恐らく再び彼はウイングとしてプレイするだろうが、それまでは、彼が現状最良の左サイドバックのオプションだ。
ガブリエル・マルティネッリ
シェフィールド戦の救世主は、2本のシュートを外したことによって怖気づいたりすることは全くなかった。ペナルティエリアの良い位置に出没し続け、最終的にこの試合のアーセナル唯一の得点を決めて見せたのだ。
そして、今は彼が活躍するのに絶好のタイミングだ。オーバメヤンがいない今、マルティネッリがその不在を埋めてくれることを願っている。
マルティネッリはまさにオーバメヤンと同じように、多少不調に見える日でも得点を決めて見せるという能力を備えている。
これをチェルシー戦でも継続してもらう必要がある。彼の得点力が火を噴くかどうかが、ペペの一発に賭ける不安定な攻撃と、安定した攻撃の違いになるだろう。
マルティネッリはこの試合を特別でエキサイティングなものにするだけの才能がある。才能に見合った活躍をただ見せてくれればよいだけだ。
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