アーセナルは人脈ではなく実力で評価して新監督を任命すべきである
アーセナルはウナイ・エメリを解雇することになり、これはつまり、アーセン・ベンゲルの後継者選びを18か月前に間違えたと認めた、ということだ。
エメリの率いた新しいチームは2年経たずして、クラブが求める進歩をもたらせていないことが明らかになった。
未だにアイデンティティは確立できておらず、守備は相変わらず不安定で、結果は悪化した。エメリの最初の50試合はベンゲルの最後の50試合よりも悪いものだった。
こうして、アーセナルはまたしてもゼロからのスタート地点に立たされることとなった。今度こそベンゲル以降の新たな時代を切り開いてくれる監督を見つけるために。
マンチェスター・ユナイテッドが示しているように、偉大な監督の後継者探しは簡単ではない。ガナーズは次の監督を絶対に間違えないようにしなくてはならない。一つ決断を間違えるたびに、猶予はなくなっていくのだから。
エメリを任命したのはアイヴァン・ガジディスだったが、その数か月後に彼はミランへと去った。最終的にその後を継いだのはラウール・サンジェイで、その後エドゥがテクニカルディレクターとして加わることとなった。ヴィナイ・ヴェンカテシャムとハス・ファーミーもある程度の影響力を持っているはずだが、つまるところ、これはサンジェイの航海だ。
サンジェイがどのような舵さばきをみせるからはまだわからない。彼にはバルセロナでの実績があるが、バルセロナというのは特異なクラブであり、そこから彼のスタイルを測るのは難しい。
しかし、彼は人脈と人との関係に基づくアプローチをする人物だという証拠はすでに多く上がっている。彼はこっそりと廊下で密談をして取引をまとめるような人物だ。これが彼のやり方なのだ。
このやり方にフラストレーションを感じたスカウト長だったミスリンタートはアーセナルを去ることになった。
そして、これはアーセナルの監督候補に挙がる名前にも裏付けされている。ウルブズのヌーノ・サンとはスーパーエージェントのジョルジュ・メンデスの顧客だし、GOALによると元バレンシア監督のマルセリーノにも興味を示しているそうだ。
もちろん、彼らのアーセナルの監督としての素質に関して判断を下すのは難しいが、もしサンジェイが単に彼らの代理人とコネクションがあるからという理由で彼らを任命しようとしているのであれば、これは懸念すべき事態だ。
人脈は監督を決めるうえでの必要条件ではない。彼らは実力、価値観、そして実績によって、アーセナルにもたらせるものを判断されなくてはならない。
最終的にアーセナルがどのように決断を下すのかはわからないが、長いプロセスになる可能性もある。しかし、サンジェイは不明瞭なやり方で、信頼のおける先進的な分析のプロセスを損なわないように気を付けなくてはならない。アーセナルに必要なのは人脈ではなく、監督の実力なのだから。
(Source: https://paininthearsenal.com/2019/12/03/arsenal-5-key-players-brighton-2/ )
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