アーセナルの夏休みの宿題
リストというのは素晴らしい。やるべきことがどれだけあるのかを紙に書けば課題は明確になるし、リストを書き終わるころには、、、実際にそれを実行に移すための時間が無くなっていたりする!
アーセナルの夏休みの宿題はバクーでの試合の時と比べて増えたというわけではないが、コシェルニーのおかげでより複雑になった。以下が私が思う、アーセナルがこの夏の残りに行わなければいけないことだ。
コシェルニーの放出
恐らく夏の初めに問われれば、アーセナルファンはコシェルニーの契約延長に賛成だっただろう。だからこそ彼が祝われながらクラブを去るのではなく、このような形で裏口から去らなければならないのは悲しいことだ。
きっと、報道されている以上のことが起きたのだろう。この18か月間の間に何があったのかはわからないが、ここまで来てしまった以上、それは大した問題ではない。シンプルに言って、キャプテンがクラブのためにプレイすることを拒んだということで、それはもうゲームオーバーだ。
この事態がずっと不透明なまま続くことはエメリにとってマイナスにしかならず、もしコシェルニーが移籍先を心に決めているのであれば、アーセナルはそこから得られるだけのお金を得る努力をして、さよならを言うべきだろう。
売却して獲得予算を増強する
ここまでのところ、ウェルベック、チェフ、ラムジー、リヒトシュタイナー、オスピナがアーセナルを去り、クラブがそこから得たのはオスピナの3Mだけだ。そして、コシェルニーから満足な移籍金が得られるようにも見えない。
放出市場は獲得市場よりも長く開いているが、そろそろアーセナルは選手の放出を進めねばならない。
個人的に嫌いな選手というわけではないのだが、まずエルネニーから始めよう。彼は全く悪くない選手だが、アーセナルの基準に達しているかと言われればそうではない。エジルやムヒタリアンと違い、彼の週給は妨げにならないだろうし、27歳でまだキャリアのピークといっても良い年だ。我々が彼の獲得に支払った12.5M€位は回収できるのではないだろうか。
なんとタクマ・アサノは未だにアーセナルから給与を受け取り続けており、ケレチ・ヌワカリも同様だ。彼らは二人ともベンゲルによって獲得された選手で、エメリには見向きもされていない。グッバイ。
そして、ジェンキンソンは誰からも愛されているが、彼を打って数M£稼げるのであれば売却すべきだ。
もし可能なのであれば、エメリはためらいなくエジル、ムヒタリアン、ムスタフィを放出するだろうが、恐らく現実的ではないだろう。そして、ラカゼットとオーバメヤンを売却して予算をねん出するというのも賢明ではないように思われる。
他に移籍金を稼げる可能性があるとすればチェンバースとビエリクくらいだろうか。彼ら二人は我々の守備陣のプランしだいだ。
守備の強化
もしもエドゥがなんとかティアニー獲得を成立させることが出来たとしても、まだ守備陣は強化が必要だ。この2年でプレミアリーグで102失点を喫した守備陣は、来季の開幕戦をソクラティスとムスタフィの二人を中心に据えて迎えることが濃厚になっている。これは、移籍市場のたびにアーセナルがムスタフィを売却しようとしてきたことを鑑みると、非常に奇妙だ。
何年か後にはサリバ獲得は大成功だった、と我々は振り返っているかもしれないが、少なくとも向こう12か月は彼は助けてくれない。したがって、我々はホールディングがけがをする前の調子に即座に戻ってくれることを祈るしかないという状況だ。
チェンバースはフラムで昨季大活躍したが、とはいえそもそも去年彼がレンタル移籍を許可されたということは、エメリが彼のことを100%評価していないという証拠だろう。
本来であればアーセナルは20Mくらいでチェンバースの売却を画策していたかもしれないが、コシェルニーのおかげで事態は複雑になった。チェンバースは売却でチーム強化費をねん出できる選手の筆頭株だったが、コシェルニーがいないのであれば、代役のCBも獲得しなければいけなくなる。
恐らく、チェンバースをもう一年キープし、来年サリバがやってくるとともに放出するという案はアーセナルフロントに魅力的に映っていることだろう。
ビエリクにチャンスを与えるという案も悪くないかもしれないが、彼が活躍したのはU-21W杯と3部リーグでの話で、トップレベルでの素質は未知数だ。セル-オン条項(移籍後にその選手がさらに移籍した場合、その何パーセントかが所属元のクラブに入る条項)をつけて売却するのがいいだろう。良い選手かもしれないが、少しタイミングが悪かった。
マヴロパノスに関してはどうだろう?彼はケガが多すぎるし、五月には彼は氷上のバンビのようなプレイを見せていた。恐らくローンに出すべきだろう。
ドリブラーを見つける
アーセナルにはかつてドリブラーとボールキャリアーが山ほどいた。チェンバレン、ウォルコット、サンチェス、カソルラ、キャンベル、ペレス、クオリティの差はあれど、とりあえず数は足りていた。だが、昨季の終わりはアーセナルはウェルベックとイウォビたった二人に頼る有様で、今や残るは一人だけだ。
ネルソンは昇格したし、マルティネッリも興味深いオプションだが、それでも長い間にわたってアーセナルにとって大きな課題がウイングであることは間違いない。ペリシッチ、カラスコ、フレイザー、モーリス、マルコムらの獲得の噂が来ては去り、そしてザハ獲得も可能性は低そうだ。
どうやらラムジーの代役はローンのセバージョスで済ませようとしているようだし、恐らくウイングに資金をとっておくつもりなのだろう。誰か他にもまだターゲットがいるのだろうか。アーセナルがオーバとラカにより適切なサポートを与えられる選手が獲得できることを願っている。
5人のキャプテンを選出する
ウナイ・エメリは今季も5人のキャプテンという制度を続けていくと言っている。したがって、何人分か穴埋めをする必要がある。キャプテン候補筆頭はジャカだと思われ、モンレアルとエジルも5人のキャプテンのうちの一人に名を連ねるのではないだろうか。
エメリはイングランド人を一人含めたいともコメントしており、ファーストチームでの機会が最も多そうなのはロブ・ホールディングだろう。そして、残りの一人はソクラティス、ベジェリン、ラカゼットあたりの誰かが選ばれそうだ。
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