エジル、ムヒタリアン、ムスタフィの週給で作れるベストイレブン
ガブリエル・マルティネッリの獲得が発表されたとはいえ、今のところティアニー獲得に関しても目立った進展はないようですし、若干出遅れている感が否めないこの夏のアーセナル。
その背景には、フロントが放出したがっている選手が多くいるにもかかわらず、その目途が立たず、どれくらい獲得に売却益を回せるかが不透明、というのもあるのではないかと思います。
というわけでフロントが売却したがっているトップ3と言われている、エジル、ムヒタリアン、ムスタフィの3人がどれくらいの給料を得ているのかまとめるとともに、この3人分の給与が実際にどれくらいの額なのかイメージがつくように合計額で賄える選手たちのベストイレブンも作ってみました。(値はメディアによって微妙にずれがあるので、大体となっています。)
*別にだからと言ってこの3人を売却すべき!!!と言いたいわけではないのであしからず。何ならエジルには来季復活してもう一度アシスト王を獲得してほしい。
3人の週給
エジル: 週給35万£(=年俸18.2M£、約27億円)
エジルはオファーされたものを受け取っているだけなので、別に彼が悪いわけではないですが、この額をオファーしたガジディスは正気だったのだろうか?と疑いたくなる額ですね。笑 エジル残留を望んでいたとはいえベンゲル監督もこのオファーには懸念を示していた、という話でした。
なんと一年間で18M強、契約は2021年までとなっていますので、仮にですがもしアーセナルがフリーででもエジルをこの夏放出したとすれば、36Mを浮かせることができることになります。
ムヒタリアン: 週給20万£=年俸10.4M£、約15億円
こちらもエジルほどではないですが、やはりものすごい額ですね、ムヒタリアンはここまで絶対的なスタメンと言えた時期はあまりないだけにそれを考えるとすさまじい給与です。ミノ・ライオラにしてやられてしまいました。
サンチェスもエジル超えクラスの給与をユナイテッドで受け取っていますので、この交換移籍はサッカーの歴史上もっとも失敗だった、というか誰も得しない移籍となってしまいました。
こちらも同じく2021年までの契約となっています。
ムスタフィ: 週給10万£=年俸5M£、7.5億円
こうやって並べてみるとムスタフィが格安に思えてくるから不思議です。笑
ですが、冷静に比べてみると、これはクラブを支え続けているベテランのチェフやコシェルニーといった選手と同規模ですし、モンレアルよりも高額の週給ですし、23歳と27歳という年齢はあるとはいえ、ホールディングの倍以上もらっていることになります。
ムスタフィも同じく2021年までの契約なので、3人合わせると、残り二年で33M×2=66M程度支払うことになります。現在アーセナルが年間の全選手への給与の支払いが100M強くらいなので、この三人だけで予算の1/3を使っているということですね。笑
週給60万£で作れるベストイレブン
さて、では実際に、この3人分の給料の合計額を上回らないようにベストイレブンを組んでみます。メジャーなところを見てきただけで、かつ給与は公式には公開されていないので若干のずれはあると思いますが、この11人分の給与で約週給61万£、少しオーバーしてしまいましたが、ほぼエジル+ムヒタリアン+ムスタフィと同じです。(カッコ内の数字は週給: 万)
GK シレッセン(バルサ: 7)
DF ムニエ(PSG: 5) デ・リフト(アヤックス: 5) ホールディング(アーセナル: 4)リ ロバートソン(リバプール: 5)
MF グナブリー(バイエルン: 7.4) トレイラ(アーセナル: 5) エリクセン(7.5) ラビオ(5) フレイザー(3)
FW アルカセル(6.5)
・・・もちろんスタメンだけでチームが決まるわけではないですし、グナブリーやトレイラ、フレイザー、ラビオ、デ・リフトなどこれからガンガン昇給しそうな選手も多いので今の時点での金額をみて単純比較はできないですが、普通に現在のアーセナルより強そうです。笑
本筋とは関係ないですが、PSGは(給与面で)序列が下の方の選手には平然とリーグアンプライスで週給数万£で抑えていて、トップ選手にはくらくらするような額を支払っているので、チーム内の給与格差がすさまじかったです。
いくらトップ選手には相応の給料を、といってもチーム内に自分の何十倍も給料をもらっている選手がいるのも健全な状況だとは言えませんので、アーセナルとしてもやはり頭が痛いでしょう。
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