アーセナルにとって何千万£もの価値がある若手スター5人
アーセナルの改善点は多く、予算は少ない。エメリにとっては非常に制約の多い移籍市場になりそうだ。こういった場合に助けになるのは、昨季ポジションをつかみきれなかった選手たちのステップアップだろう。
アーセナルのトップチームが昨シーズン苦しんだ一方で、ユースチームの成績はここ何年かで復調してきている。ユングベリをトップチームのアシスタントコーチに任命したのは、アーセナルがU-23とトップチームの連携を強化したいという意思の表れだろう。
ここでは、来季インパクトを残す可能性が高い5人の若手選手を紹介しよう。
リース・ネルソン
Embed from Getty Imagesネルソンはここ最近のアカデミー性ではナンバーワンの有望株で、昨シーズンブンデスリーガのホッフェンハイムで自身の価値を証明して見せた。
昨季は初めの7試合で6得点と爆発し、その後はケガで勢いを落としたものの、それでもアーセナルでインパクトを残す素質があると判断するには十分の活躍だった。,
右サイドというアーセナルにとってオプションが限られているポジションでプレイできることからも、彼への期待は非常に高い。
カラスコやフレイザーといったウインガーをアーセナルは狙っているようだが、それでも若手を昇格させることでこのポジションにそこまで大金を費やす必要はなさそうだ。
エミリアーノ・マルティネス
Embed from Getty Imagesマルティネスがレンタルでレディングに発った際には彼のアーセナルでの将来はもうないだろうとみられていた。だが、2部での大活躍のおかげで彼のチャンスは増したとみるべきだろう。
実際に、彼は昨季チェフが務めた第二GKの座に収まるだろうとみられており、カップ戦での機会を得るだろう。逆に、もしそうでなければ、彼は退団を希望するに違いない。
マルティネスがチャンスを得る権利を勝ち取ったことは間違いない。18試合で5度のクリーンシートは平凡かもしれないが、その期間中に何度もチームを救うセーブを見せた。
近年のアーセナルはオスピナやチェフといったベテランを控えに置くことが多かったが、二人とも来季はアーセナルにいないことが予想され、ついにマルティネスの番が来たというわけだ。
ロブ・ホールディング
Embed from Getty Imagesこの選手のクオリティに関しては今更言うまでもないだろう。昨季、ホールディングが先発した試合では一試合も敗北しなかった。ガナーズは市場でCBを探しているとは言われているが、ホールディングの成長を阻害するような事態にはならないよう細心の注意を払っているに違いない。
怪我で12月から離脱していたが、4月にはすでにトレーニング場に復帰しており、プレシーズンに本格的に参戦できるかはわからないが、来季の序盤には間に合う見込みだ。
コシェルニー、モンレアル、ソクラティスと年齢を重ねたDFが多いアーセナルにおいて、エメリは中心に据えて守備を構築できるような若手CBを必要としている。ホールディングはその役にぴったりだろう。
ジョー・ウィロック
Embed from Getty Imagesウィロックの昨季の活躍が、アーセナルでチャンスを与えられるに値するものだったことは疑いの余地がない。 ユースの試合では12試合で6得点を挙げ、トップチームでも6試合で3得点を記録した。
シーズン終盤にはプレミアリーグでもチャンスを与えられるようになり、バーンリー戦では良いパフォーマンスを見せたし、ヨーロッパリーグではエジルよりも輝いていたとすらいえるかもしれない。
ラムジーが去るアーセナルでは、ダイナミズムと中盤の得点力が必要だ。移籍市場でも動きを見せるだろうが、もしも適役が見つからなければ、ウィロックにチャンスを与えたほうが、遥かに良い結果に繋がるだろう。
ジョルディ・オセイ=トゥトゥ
Embed from Getty Images今のところこの若い右サイドバックはアーセナルでチャンスを得られていないが、ハンブルクやセルティックへの移籍の噂が事実だとすれば、彼の中には素晴らしいポテンシャルが眠っていることは間違いないだろう。
トゥトゥは昨季ユングベリのチームで急成長を遂げ、アミーチが中に入ってあけた外側のスペースを駆け上がり攻撃面で相手にとって脅威となっていた。
そして、スピードを兼ね備えているため、駆け上がっていくときに後ろを突かれた際も、カバーすることが出来る。
来季の序盤、少なくともベジェリンが復帰するまでは、アーセナルにとって右サイドバックは問題となる可能性がある。リヒトシュタイナーは退団し、ジェンキンソンはエメリの長期プランに含まれていない。
恐らくナイルズが当座のバックアップとなるのだろうが、もしトゥトゥがプレシーズンでチャンスを与えられれば、この控え右サイドバック候補となれる可能性は十分にある。
(Source:
https://www.football.london/arsenal-fc/players/martinez-nelson-willock-five-arsenal-16413098 )
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