ラムジーの退団・夏のプランについて【インタビュー】サンジェイ&ヴィナイ まとめ
昨日アーセナルの公式ページでフロントのサンジェイとヴィナイの長文インタビューが公開されていましたので、要旨をまとめておとどけします!
公式サイト発信ということで、PRも兼ねてある程度はアーセナルにとって都合の良い言葉で語られているのだとは思いますが、裏側を垣間見ることが出来て興味深いです。
ちなみにですが、基本的には話すのはサンジェイで、ヴィナイはそれを繰り返すようなことしかほとんど言っていませんでした。
ラムジーはなぜフリーで退団することになったのか
Embed from Getty Images・ラムジーは素晴らしいプロフェッショナルであるだけではなく偉大なサッカー選手であり、彼には尊敬の念を抱いているし高く評価している。
・ラムジー退団の原因は率直に言えば、彼の契約が最終年に突入してしまったことだ。
・基本的に選手獲得にかかるお金というのは移籍金+給与だが、最終年の選手は実質的に移籍金ゼロで獲得できる。したがって、移籍金に費やす予定だったはずのお金まで給与に積み上げることが出来る。
・したがって、ラムジーにはアーセナルには太刀打ちできない待遇の良い給与のオファーがラムジーには他クラブから出される事態になってしまった。
・ラムジーはアーセナル残留を望んでいたが、もしアーセナルがこれらのオファーと張り合う待遇をラムジーにオファーしたら、クラブの給与体系はアンバランスになり、常識的なレベルから外れてしまう。中長期的に見てクラブに害がある結果となっただろう。
・つまり、元をたどっていけば、そもそもアーセナルがアーロンの契約が最終年に突入することを許した時点で間違いを犯したということになる。
・我々は今後契約が残り一年となってしまう選手を出さないことを優先課題にしていくつもりだ。唯一契約が残り一年を切ってもいいのは、契約満了後にフリーで放出しても良いという判断を下した場合のみだ。
・クラブにとどめたい場合は一年を切る前に契約延長をオファーし、もしそれが受け入れられないのであれば売却を目指さなくてはならない。
・アーロン・ラムジーのようなサッカー面でも人格面でも優れ、クラブの象徴だった選手をフリーで放出するなどということは今後はあってはならない。
ウェルベックの退団に関して
Embed from Getty Images・ウェルベックの退団もラムジーの状況と同じようなものだ。昨夏我々はウェルベックと話し合い、いくつかのオファーがあった。彼はクラブで契約を全うすることを望んだので、我々はそれを尊重した。
・我々は、彼を残り一年手元にとどめておくことでクラブに十分貢献してくれると考えていた。ケガにより結果的には残念なことになってしまったが。
(訳者ツッコミ) アレ?さっきは契約最終年になったら契約延長に応じない選手は売却するしかない、と言っていたのにどういうことなんでしょうね。笑
この夏のプランについて
Embed from Getty Images・あまり具体的な話を出しすぎるとそれだけで我々は移籍市場で不利になってしまうのでそこまで多くは明かせない。
・明かせるのは、我々はすでに監督・スカウトたちとターゲットを明確に選定しており、優先順位を定めている。
・すでにマーケットに出て関係のある人々と交渉を開始している。
・アーセナルのネームバリューは未だに素晴らしいし、交渉はうまくいくと私は自信を持っているよ。
・ヴィナイも言っていたように、我々はトップクラブで、CLに復帰しなくてはならない。選手の中にもやはりCLに出場しているクラブに移籍したいという選手は多いからね。だがとにかく、ここまでのところ、私はアーセナルは交渉をうまく進めていると思っているよ。
・アーセナルの弱点をカバーできる素晴らしいプランがあり、来季の成功に向けて良い準備が整えられると思う。
・CL出場権が得られるかどうかで交渉がうまくいくか行かないかが違ってくる可能性は確かにあるが、幸運なことに、アーセナルというクラブは素晴らしいイメージを持っている。
・アーセナルが選手のドアをノックするとき、それはほかのクラブのノックとは違うんだ。
・二年間CLに出場しておらず、来季のCL出場もまだ確定していないというのは確かに良い材料ではない。だが、先ほどもいたように、アーセナルのイメージは良いことが多いので、将来のプランを選手に信頼してもらうことが出来る。
・アーセナルはサッカー選手としてのキャリアを送るのによい場所だというイメージを多くの選手から持ってもらえている。
・とはいってももちろん、CL出場権は選手を呼ぶ上で大きな魅力になる
・今季出場権を万が一逃したとしても(そうなるとは思えないがね)、アーセナルの目標は来季にはそれをとりもどすことだ。今季加入する選手たちはその魅力的なプロジェクトに参加することが出来る。
・そして、世界一のリーグであるプレミアリーグでプレイしたいと思う選手は多い。
・競争が激しいからこそ、プレミアリーグでプレイするのであれば、CLに毎年出場できるという保証はない、選手はそのバランスを考えなくてはならない。
・だがどちらにせよ、アーセナルが選手にオファーできるものは多い。歴史、スタジアム、設備、ファン、人気、ロンドン。どこのクラブと比べても交渉で不利になっているという気は全くしないよ。
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