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以前、私はいかにしてウナイ・エメリがほんの少しでも有利に立てる部分を最大限活用していかなくてはならないか、という記事を書いた。この夏にアーセナルに大改革が起きる気配はなく、放出で財布の足しに出来そうな兆しはない。

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CL出場権を逃したアーセナルにとってこの夏が厳しいものになるのは予想できた。だが、まさかコシェルニーがアーセナルの頭痛のタネになると予想できた人はいないのではないだろうか。アーセナルはアメリカでプレシーズン真っただ中だが、そこにコシェルニーの姿はない。

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今日アーセナルvsバイエルン戦が行われたばかりということで、ワンテンポ遅れた形になってしまいますが、とりあえず順序を追ってということで、プレシーズン初戦のコロラド・ラピッズ戦のレポートです!

アーセナルのプレシーズンは、コロラド・ラピッズ相手の3-0という理想的な結果でスタートした。若手中心のチームで臨み、試合の終盤までシニア選手は登場しなかったためフルスロットルではなかったが何人かの個人技が光り、たやすく勝利を収めて見せた。

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並外れたキャリアを送っているダニ・アウヴェスにとってでさえも、この数か月は特筆すべきものだった。PSGで二連覇を成し遂げたかと思えば、キャプテンとしてブラジル代表を率い、自身二度目のコパ・アメリカ優勝へとチームを導いたのだ。一度目は12年前のことだった。これにより、彼がキャリアを通して獲得したトロフィーの合計は40となった。40の大台にのせたのは彼が史上初だ。

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(この記事は前編の続きとなっています。)

2月の誰もが予想していたマンチェスターシティ戦での敗北から得られる喜びはほとんどなかったが、この試合でのゲンドゥージとトレイラのコンビは未来への可能性を感じさせるものだった。

アーセナルでは、アーセン・ベンゲルの時代から我々はMFはスペシャリストであるという考えになれてしまっている。コクランやフラミニ、シウヴァが守備的MFで、ジャカやプティは深い位置でのプレイメイカー、そして、ラムジーは攻撃的MFだ。ゲンドゥージはこのどれにも当てはまらないからこそ、ファンからの評価がそこまで高くないのだろう。

彼はオールラウンダーだ。そして、これはよりモダンなプレミアリーグのMFの形でもある。リバプールはヘンダーソン、ワイナルドゥム、ミルナー、ファビーニョ、ケイタ、そして時にはララナですらCMFとして変幻自在に使いこなす。トッテナムではオールラウンドなMFとしてコンバートされたシソコの前にエリック・ダイアーはポジションを失った。

同じように、トレイラとゲンドゥージは現代のプレミアリーグのMFに必要な素質を備えているのだ。彼らはボールを素早く動かすことも出来るし、自分自身も素早く動ける。そして、彼らはすべての仕事をオールラウンドにそつなくこなせる。

ジャカは多少ミスが多い傾向があるにせよ、良いクオリティを持った選手だが、スピード面で欠点を抱えている。パスは素晴らしいが、オフザボールのスピードが遅すぎ、ボールを受け取って前に放つのに時間がかかりすぎるのだ。

ゲンドゥージとトレイラはスペースでボールを受け取るのが遥かに早く、素早く前に運ぶことが出来る。もちろん彼ら二人を育てればアーセナルはリーグ優勝できるとは言わないが、来季は、この二人のパートナーシップを醸成するのに力を注ぐべきだと思う。

良い例が昨季のホールディングで、彼は素晴らしい評価を怪我までは受けていた。これは、彼がアーセナルの全てを変えたワールドクラスのDFだったからではんく、単に彼がほかの選手たちよりも少しだけ、監督の望むサッカーとの相性が良かったからだ。

これは、チームをよくするのに必ずしもワールドクラスの選手が必要なわけではないという証拠だ。単に、よりバランスの取れた選手がもう何人かいるだけでよいのだ。アーセナルには高額選手を購入する余裕がない以上、このような少しばかりの地道な改善を積み重ねていくほかに方法がない。

私が思うに、もしアーセナルが4-3-3を採用するのであれば、イウォビを3センターのどちらかのサイドを務めるCMFとしてコンバートするのは容易だと思う。そして、右側であればナイルズも同じような役目を務められるだろう。

これらの変化は、ほんの少しの微妙なもので、アーセナルをタイトル争いするチームに押し上げるとは思えないが、どちらにしろ今のアーセナルにそれを求めるのはいささか野心的すぎるといわざるをえない。

そもそも、アーセナルにできることはこれくらいしかないのだ。ウナイ・エメリにはチームを徹底改革し、みにくいアヒルの子を白鳥に成長させるだけの予算が与えられておらず、また売却によって予算をねん出できるとも思えない。

したがって、彼は練習場とプリシーズンで、何とかしてチームを支える再生可能エネルギーを見つけるしかないのだ。

エメリ就任時には、彼は純粋にコーチ型の監督だといわれていた。それがどこまで本当か我々は来季知ることになるだろう。アーセナルにはチームに火をつけてくれる何かが必要だが、エメリには木の棒と葉っぱしか与えられていない。火種はチームの中から見つけ出すしかないのだ。

(Source:
https://arseblog.com/2019/07/fat-of-the-land/ )

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恐らく、そろそろ冷酷な現実に向き合わなくてはならないだろう。アーセナルの次のシーズンのチームは昨シーズンと大方のところは同じである見込みが高いという事実と。残された期間中にアーセナルが高給取りのエジルやムヒタリアンといった選手を売却できるとは思えないし、もしどちらかに賭けるのであれば、ムスタフィもチームに残る方に賭けよう。

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アーセナルファンにとって、夏に起こってほしいことを5つに絞るのは非常に大変だ。2018/19シーズンの終盤は散々で、チームは改革の必要があるが、オーナーはそのために資金を出してくれるつもりはないようだ。幾つもの課題があるが、順に挙げていこう

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アーセナルが新たな章を始めるにあたって何人かの過去の遺産と決別しなければならないことは誰もが分かっているし、また同時にそのための予算が足りていないことも公になっている。

価値の高い選手を何人かすでにフリーで失ったのに加え、アーセナルで高給を得ている選手は皆30を越え、売却益は期待できない選手ばかりだ。フレディ・ユングベリが昇格したのを始めとして、クラブは若手でチームの穴を埋める方針を明確にしている。

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この記事は前編の続きとなっています。

スピード、視野とパスレンジ

ゲンドゥージは素晴らしいパスレンジを備えているだけではなく、周囲を把握するのが下手な分を補って余りある考えるスピードと、行動に移すスピードが非常に速い。

一度彼が前を向いて頭を上げて周囲を確認してしまえば、彼はそこからのスピードがすさまじい。コンマ数秒でライン間を切り裂くパスや、相手の頭を超えるパスを見つけることが出来る。彼はこの二つの種類のパスのスペシャリストだ。

彼がこのようなパスをライン間のアタッカーに届けた回数は数えきれないほどで、エジルとの連携もよくとれていた。結果的につながらないこともあったが、彼は野心的で、チャンスを作り出すパスを常に狙っている。

また、このようなパスを届けるのにおいて重要なのが、相手に予測されないことだ。彼の思考のスピードは非常に早く、相手DFにパスコースを読んで体を動かすだけの時間を与えない。同じように、彼はボールをもってプレイを中断するかのようなそぶりを見せたり、ボールから助走をとるようなふりをすることで相手に次のプレイを読ませないことが上手い。

彼の浮き球のパスの精度は非常に高く、チームメイトの足元にすとんと落とすことが出来る。どうやら彼はボールにかすかなバックスピンをかけることで最終ラインの狭いスペースにもボールを届けることを可能にしているようだ。

たいていの場合このように幅広いレンジのパスが可能な選手は、パスの選択を誤ることも多い場合がある。ジャカに少しその傾向があるように。

だが、これはあまりゲンドゥージには当てはまらない。稀に、彼がピッチ上を把握するのに失敗したせいで間違ったオプションを選択するケースがあったくらいだ。彼のほとんど出すべきパスを誤らないというサッカーIQの高さは、もう一つの彼の強みだ。

これは数字にも裏付けされていて、昨季ゲンドゥージはジャカとエジルに次いで深いエリアからボールを前に進めることに成功している。

また、パス選択に関してはジャカはまるでロングパスマシンで、ゲンドゥージの倍近く(90分当たり8.4本、ゲンドゥージは4.38)のロングパスを通しているが、より効率がいのはゲンドゥージだ。

昨季のゲンドゥージのロングパス成功率は73%で、ジャカは61%だった。ジャカはプレッシャーがかかっていない状況ではほとんど常にロングボールを選択するが、ゲンドゥージはより状況を判断する。

この差は彼らに与えられた戦術的な役割の違いによるものなのかもしれないが、ゲンドゥージがより隙を見てロングボールを通そうとするタイプなのに対して、ジャカのほうがよりどん欲に一見チャンスに見えない場面でもロングボールを通そうとするタイプだといって差し支えないだろう。

守備面での懸念

しかし、残念なことに、守備がゲンドゥージの最大の弱点だ。何度も指摘しているように、彼の空間認識力(頻繁に首を振って周囲の状態を確認する能力)の欠如の影響が最も大きいのはチームが守備に追われているときだ。

ゲンドゥージは周囲の状況を把握する代わりに、ボールや相手の位置ばかりを追っていることが多く、守備面で適切なポジションをとることが出来ない。

シーズンを通して彼は自身の前のスペースをがら空きにしてしまうことが多く、これは相手のアタッカーがサイドからドリブルで入り込んでくる際に顕著だった。

これに加えて、彼はプレスにも大きな問題を抱えている。彼はプレスをかけてボールを追いかけている際に細かい動きが出来ず、ボールを動かして彼を回避されてしまった際の対応が遅い。

さらに悪いことに、彼はどこまで自分が追いかけるべきなのかがわかっていないようだ。上で述べたように、ドリブルで入ってきた相手に対して大きなスペースを与えてしまうこともあれば、本来ならば彼が詰めていなければいけない相手に簡単にパスを通させてしまったりもしていた。

このような場合に彼は飛び出ていってインターセプトを狙うことが多いが、現実的には、彼がボールに触れる可能性はほとんどなく、そういった場合に簡単に敵に振り切られてしまうのだ。

さらに、ゲンドゥージはいったん振り切られてしまうとその後の戻りが遅いことが多く、全力で自分のボックス内に帰陣したり、相手のワンツーに備えて敵選手を追いかけたりすることはほとんどない。

そして、自陣のボックス前でも彼は緩慢な守備を見せ、そこを突かれてしまうことが多い。彼は守備時の重心が高すぎ、相手にターンで容易に振り切られてしまう。

そして、彼は自分の後ろの動きに気づかないことが多いので、彼の前と後ろの選手がパス交換などを行うと、ボールを追って容易につり出されてしまう。また、そもそも彼は自陣までボールを追って奪い返そうという気持ちがあまり見られないように見える。

しいて言うのであれば、ゲンドゥージはタックルに関しては苦手ではない。長い脚でボールをつつくように相手から奪うことが出来る。とはいえ、90分当たりのタックル数ではジャカ、トレイラ、ラムジーといった選手たちにはかなわない。

まとめ: ゲンドゥージの将来は?

ゲンドゥージがバランスの取れた完璧なMFを目指しているのだとすれば、まだまだその道のりは長い。だが、まだ未完の大器とはいえ、彼に賭けるだけの価値は大いにあるといえるだろう。

年齢を考えれば、今季彼のさらなる成長を期待するのは自然なことだろうし、彼のここまでのスタッツは、彼が深い位置からのビルドアップの中心を担えるという兆候を示している。

だが、もしエメリがゲンドゥージの能力を最大限引き出したいのであれば、そのもっとも手早い方法は4-2-3-1でトレイラの隣で起用することだろう。そうすれば、トレイラがゲンドゥージの守備面での欠点をカバーしてバランスをとるバランサーとして機能してくれるはずだ。

(Source:
https://statsbomb.com/2019/07/after-a-breakout-year-how-can-arsenals-matteo-guendouzi-take-his-game-to-the-next-level/ )

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ちょうど昨年の今頃、マッテオ・ゲンドゥージはフランス二部からアーセナルに移籍するという非常に大きなステップアップを果たした。スヴェン・ミスリンタート主導のもと約7M£程度の移籍金で獲得された彼は最近アーセナルファンが見ることが減っていたタイプ(若く、将来有望で、安価)の移籍だった。 近年のアーセナルはキャリアのピークを迎えている選手を獲得することが多かったからだ。